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張栩棋聖がタイトル防衛!【第35期棋聖戦七番勝負第6局】3/11 |
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張栩棋聖に井山裕太名人が挑戦する第35期棋聖戦挑戦手合七番勝負【主催:読売新聞社】第6局が10日、11日に山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われた。結果は346手までで張棋聖が黒番1目半勝ちをおさめ、シリーズ成績4勝2敗で棋聖防衛を果たした。張は通算タイトル獲得数を35とし、師匠の林海峯名誉天元と依田紀基九段に並ぶ史上6位タイとなった。 終局時間は20時37分、持ち時間8時間のうち残り時間は黒番の張が残り2分、白番の井山も残り2分だった。この対局は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたしました。第35期棋聖戦七番勝負特設ページはこちら
張栩棋聖(右)が黒番1目半勝ちをおさめて棋聖位を防衛した
【棋聖戦第6局終局の場面】 黒:張栩棋聖白:井山裕太名人
ネット対局「幽玄の間」では、恒例の封じ手予想クイズを実施いたしました。
張栩棋聖は35個目のタイトル獲得となり師匠の林海峯名誉天元に並んだ
惜しくも敗れた井山裕太名人。第3局では秒読みに追われながらも張棋聖の猛攻に的確に応じて勝利。第4局以降は時間が無くなり秒読みで乱れた感は否めないが、今期の井山は「自分が納得するまで考える」「自分が打ちたい手を打つ」ことを貫いた。数々の最年少記録を達成してきた井山だが第一人者の座を奪うには新たな壁ができた。捲土重来に期待したい。
報道陣のインタビューに答える張栩棋聖。2009年の名人戦で井山に1勝4敗で敗れ、同年末には山下(道吾本因坊・当時棋聖)に天元位を奪われたことにより棋風改造に取り組んだと言われている。地だけではなく厚みも意識した棋風に変ぼうをとげ、2010年に山下を破り初の棋聖就位。そして今期、井山名人を破り第一人者の座を守った。
タイトル獲得数ベスト10 | |||
順 | 棋士名 | タイトル数 | 内訳 |
1 | 二十五世本因坊治勲 | 71 | 本因坊12、棋聖8、名人9、ほか |
2 | 二十三世本因坊坂田栄寿 | 64 | 本因坊7、十段5、名人2ほか |
3 | 小林光一九段 | 59 | 棋聖8、名人8、碁聖9ほか |
4 | 大竹英雄名誉碁聖 | 48 | 碁聖7、名人3、十段5ほか |
5 | 加藤正夫名誉王座 | 47 | 王座11、名人2、本因坊7ほか |
6 | 林海峯名誉天元 | 35 | 天元5、名人8、本因坊5ほか |
6 | 依田紀基九段 | 35 | 名人4、十段2、碁聖6ほか |
6 | 張栩棋聖・十段・王座 | 35 | 棋聖2、名人4、王座5ほか |
9 | 二十四世本因坊秀芳 | 24 | 本因坊5、天元1、王座2ほか |
9 | 武宮正樹九段 | 24 | 本因坊6、名人1、十段3ほか |
3月11日、14時46分頃発生した東北地方・太平洋沖地震のため東京・日本棋院で行われた女流名人戦第2局は中断となりました。再開は15日(火)14時の予定。 この日、東京・市ヶ谷の日本棋院にいらっしゃっていたお客様にケガをされた方はいない模様。被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
この日は東北地方・太平洋沖地震のため日本棋院で15時から予定されていた大盤解説会は一旦中止となった。しかし交通機関復旧まで帰れないお客様のために18時頃から首藤瞬七段が解説会を行った。
「幽玄の間」では棋聖戦七番勝負の模様を詳細解説でお届けしました。
☆日本棋院公式携帯サイト「碁バイルセンター」棋譜鑑賞では
張栩VS井山・過去の対戦棋譜を公開中!
○平成17年・阿含桐山杯1回戦。16歳の新星井山登場!一気に頂点へ!
○平成18年・棋聖戦最終予選決勝。史上最年少リーグ入りを狙う井山に張栩が立ちはだかる!
など4局を鑑賞できます。もちろん今期第5局までの棋譜も公開中です!ぜひこの機会に会員登録してご覧ください。
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・藤沢秀行、執念の逆転防衛! ― 第2期
・趙治勲、3連敗4連勝で大三冠達成 ― 第7期
・小林光一、前人未踏の8連覇達成 ― 第17期
・小林覚、治勲の牙城を崩し初の棋聖 ― 第19期
・王立誠、歴史に残る大逆転で新王者に ― 第24期
・山下敬吾、史上最年少棋聖誕生 ― 第27期
・羽根直樹、名古屋に初の棋聖位 ― 第28期
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