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週刊碁12月7日号(11月30日発売)特集内容

【第57期王座戦五番勝負第2、3局】

 強い。強すぎる。名人を失ったとはいえ、日本の囲碁界はまだまだ張栩を中心に動いている。第57期王座戦五番勝負の第3局が、11月26日に静岡県伊東市「わかつき別邸」で行われた。今期張栩王座は、山田規三生九段を挑戦者に迎え、10月23日の第一局では壮絶な白兵戦を制して先勝。この伊東連続対局でも、中盤の打ち回しが冴えわたり、第2局、3局と連勝。結局、張王座がゆるぎない強さで3連勝。ストレートで防衛を決めた。第3局の立会は小林覚九段、解説は大矢浩一九段、記録係に巻幡多栄子三段と王景怡初段。  

【第29期NECカップ名古屋大会】

 一流棋士の出演・解説による公開対局、生の大盤解説が魅力の第29期NECカップ名古屋大会が11月14日、テレピアホールで行われ、ベスト4が出そろった。先に行われた第1局、結城聡NHK杯と黄翊祖七段の一戦は、黄七段が大石を捕り合う大攻防戦を制して快勝。もう一局は山下敬吾棋聖が小林覚九段の一瞬の隙をついて、あざやかな勝利をおさめた。


週刊碁12月7日号
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