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山下VS張栩、51分の34は・・・ ―棋聖戦七番勝負開幕<6>―

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山下敬吾棋聖張栩十段が挑戦する

第34期棋聖戦挑戦手合七番勝負【読売新聞社主催】

第1局は1月14日、15日に台湾・台北市でおこなわれます。

 

 

山下VS張の対局51局の内訳。

山下敬吾―張栩 対局内訳

山下―張戦はこれまで51局で山下21勝、張30勝。

そのうち34局は黒番勝ちと全体の3分の2を占めており

特に平成21年の7局はすべて黒番勝ちでした。

中押し決着は山下の方が率が高く、 手数が短ければ山下有利か?・・・

しかし山下勝ちと張栩勝ちの対局の平均手数はそれぞれ216手、217手と

変わりません。基本スタンスは先行する張を山下が追う形ですが、

張にしても序盤から逃げ切りを 図る節など無く、常に戦う姿勢が目につきます。

この2人が対峙すると 「白番だからゆっくり」などという考えは

なくなるのかもしれません。

対局開始後すぐに殴り合いが始まり局地戦からやがて全局におよぶ

両者の対局。今シリーズも1日目の午前中から目が離せません。

 

平成20年8月、碁聖戦第3局

平成20年8月、碁聖戦第3局 黒:山下敬吾棋聖 白:張栩碁聖 白中押し勝ち

この組み合わせでは開始直後から戦いが始まりやがて全局におよぶことが多い。

 

 
平成17年7月、十段戦本戦

平成17年7月、十段戦本戦 黒:山下敬吾天元 白:張栩名人 黒中押し勝ち

四隅をよく見る形で打ち合い、2人にしては穏やかに始まったと思われたのもつかの間、

この対局も最後は300手を越える大熱戦だった。

 

 

週刊碁1月11日発売号では
柳時熏九段、河野臨九段、大沢奈留美四段による
棋聖戦直前座談会を掲載しています。どうぞお楽しみに。 

 

 

☆日本棋院公式携帯サイト「碁バイルセンター」では山下VS張栩の対戦より
平成8年・棋聖戦格段戦決勝、平成14年・NHK杯準々決勝と
週刊碁主催でおこなわれた平成9年・十代棋士チャンピオン戦決勝の
棋譜を鑑賞できます。ぜひこの機会に会員登録してご覧ください。 

 

 

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棋聖戦挑戦手合七番勝負は

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第1局は14日午前10時から。 

★「幽玄の間」生中継予定はこちら

 

 

☆「帯坂通信」その他の情報はこちら

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