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高尾紳路九段が名人挑戦!【名人リーグ最終戦】8/5

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井山裕太名人への挑戦権を争う第35期名人戦リーグ【主催:朝日新聞社】は8月5日(木)に最終戦が一斉対局で行われた。結果、1敗の高尾紳路九段が勝ち、同じく1敗で首位に並んでいた張栩棋聖が敗れたため、高尾が挑戦者に決まった。 高尾は3年ぶりの名人戦挑戦手合出場。 張の名人戦挑戦手合連続出場は6年でストップした。井山と高尾は挑戦手合で初の顔合わせとなる。 残留争いは溝上知親八段が最終戦に勝って残留を決め、山田規三生九段小県真樹九段王銘エン九段がリーグ陥落となった。

 

 

高尾紳路九段が挑戦者に

高尾紳路九段(右)が結城の追撃を振り切り7勝目をあげた。

この時点で張棋聖の敗戦が決まっており、高尾の名人挑戦が決まった。

 

 

張栩棋聖―小県真樹九段

リーグ陥落が決まっていた小県真樹九段(左)だったが、
7月に結城九段、最終戦で張棋聖を破り意地をみせた。

 

 

8月5日(木)名人リーグ結果 ※左側勝ち  ▲・・・黒番 

小県真樹九段(2勝6敗) 2目半 ▲張栩棋聖(6勝2敗)

高尾紳路九段(7勝1敗) 中押し ▲結城聡九段 (5勝3敗)

山田規三生九段(2勝6敗) 半目二十五世本因坊治勲(3勝5敗)

溝上知親八段(4勝4敗) 3目半 坂井秀至七段(4勝4敗)

 王銘エン九段は3勝5敗でリーグ戦を終了。

 

 

 

 

 

井山裕太名人と高尾紳路九段の対戦となった第35期名人戦挑戦手合七番勝負は9月1日、2日に大阪府吹田市で開幕する。

 

 

名人戦リーグの模様は
朝日新聞観戦記、週刊碁8月9日発売号でご覧ください。

 

 

☆名人戦の歴史を振り返る 第1期から第34期の記録はこちら

・第1期名人位は大竹英雄!―第1期
・竹林対決は林海峯が制す!―第2期
・趙治勲名人誕生!韓国で囲碁ブームに!―第5期
・加藤正夫が初の名人獲得!―第11期
・小林光一名人が7連覇達成!―第19期
・武宮正樹が初の名人位に!―第20期
・新世紀の王者へ!依田紀基が名人奪取!―第25期
・コウの魔術師!張栩名人誕生!―第29期
・高尾紳路が名人奪取!本因坊と2冠に!―第31期
・20歳、井山裕太が史上最年少名人に!―第34期

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