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棋聖戦開幕!山下・依田の10年<中> |
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【山下棋聖誕生!依田と七番勝負で初対決! ―2003年―】
山下は2001年に碁聖を失ったものの新人王戦で4連覇。
2002年には自己最高の年間61勝をあげ、さらに棋聖戦の
挑戦権を獲得。 年明けの2003年の第27期棋聖戦七番勝負では
王立誠棋聖を4勝1敗で破り棋聖奪取。24歳、史上最年少棋聖となった。
山下敬吾棋聖誕生を伝える週刊碁(2003年3月) |
さらに山下は名人リーグを史上4人目の8戦全勝で優勝し、
依田紀基名人への挑戦権を獲得。
ついに依田VS山下の七番勝負が実現した。
山下の棋聖奪取、リーグ全勝の印象が強く
週刊碁がおこなったファンの勝敗予想は依田554票、山下1135票。
いずれにしても第7局までもつれるのではないかと思われたシリーズだったが…
【依田完勝で名人4連覇! ―2003年―】
第28期名人戦七番勝負は依田にとって初めて年下の
挑戦者を迎えることになり戦いぶりが注目されたが
開幕すると依田が布石からリードを奪い、明るい判断で終始山下を圧倒。
4勝1敗で依田がタイトル防衛、4連覇を達成した。
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依田紀基名人4連覇!週刊碁2003年11月3日号 |
名人戦第5局 黒:依田紀基 白:山下敬吾 黒番依田の33から37の仕掛けが厳しかった
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週刊碁で連載された小林光一九段による名人戦ポイント解説「光一の目」より 「今シリーズの依田さんには充実を感じました。 緩急自在、もはや円熟の芸といっていいのではないかと思います。 (中略)今シリーズで山下さんの課題が見えてきたような気がします。 それは布石。ただこれはむずかしい問題で、布石を変えると山下さんらしさが 消える可能性もあります。これはもう、山下さん一人で悩み抜くしかありません。」 |
名人戦で敗れた山下は直後に天元戦に挑戦するも
羽根直樹天元に2-3で敗れる。
年明けには棋聖防衛戦で今度は羽根直樹天元の挑戦を受けた。
このシリーズの山下は開幕から3連敗、第4局から3連勝し意地を
みせたものの最終局で敗れついに無冠となった。
碁バイルセンターでは山下vs依田・過去の名勝負を棋譜鑑賞できます!
棋聖戦挑戦手合七番勝負をライブ中継いたします。