【第39期碁聖戦五番勝負第2局】
第39期碁聖戦五番勝負第2局(北國新聞社、新聞囲碁連盟主催)が7月20日、石川県金沢市の「北國新聞会館」で行われた。井山裕太碁聖が第1局のお返しとばかりに河野臨九段の大石を撲殺―151手完、黒中押し勝ちでスコアを1―1のタイに戻した。
【第38回文部科学大臣杯全国高校囲碁選手権】
(団体戦)東京は梅雨が明け、盛夏に突入。囲碁界も熱いシーズンがやってきた。「第38回文部科学大臣杯全国高校囲碁選手権」は、7月22日から24日まで、日本棋院で開催された。大会初日と2日目の午前中は団体戦が行われ、各地の予選を勝ち上がった男子50校、女子46校が激戦を繰り広げた。男子は仙台第二高等学校(宮城)が頂点に。男子では東北地方に初めての優勝杯をもたらした。女子は東京勢が強さを見せ1位から3位を独占。豊島岡女子学園高等学校が優勝に輝いた。
(個人戦)今期最高気温を記録した23、24日の両日、日本棋院2階大ホールではもっと熱い戦いが繰り広げられていた。第38回文部科学大臣杯全国高校選手権大会・個人戦が打たれ、星合真吾さん(東京・砂川高校3年)と野村美奈さん(神奈川・光陵高校2年)が嬉しい初優勝を飾った。新しい力の出現は、囲碁界の未来を楽しみなものにしてくれる。男女とも強豪の層が厚くなり、まれに見る大激戦の連続だった。