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週刊碁9月2日号(8月26日発売)特集内容

【第38期碁聖戦五番勝負・第5局】
 2勝2敗で迎えた最終局――。河野臨九段が井山裕太碁聖に挑戦する第38期碁聖戦五番勝負(主催・新聞囲碁連盟)・第5局が、8月23日、大阪府大阪市「日本棋院関西総本部」で行われた。序盤はじっくりとした立ち上がりを見せたが、一転、先の見えない戦いに。難解な攻防が続く中、中盤の折衝で僅かにポイントを上げた井山が、その差を手堅く守りきり277手まで白番2目半勝ち。2連敗後の3連勝で碁聖初防衛に成功するとともに、5冠を守った。


【棋士200人が選んだ『心に残る名人戦七番勝負』ベスト10、第3、4、5位は】
 今年もまた名人戦の季節がやってきた。そこで棋聖戦、本因坊戦に続く「心に残る」シリーズのトリを飾って、「心に残る名人戦七番勝負」をお届けしよう。棋士投票で第三位に選ばれたのは、ライバル同士の激闘で知られる第十期名人戦七番勝負。名人戦初登場の小林光一が、はるか前を行く趙治勲を捕え、やっと肩を並べたシリーズだった。その第七局を小林名誉名人はいま、「棋士人生を左右した一番大きな一局」と振り返る。これまで公開されなかった秘話を含めて、第四位、五位とともに見ていただこう。


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