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週刊碁12月10日号(12月3日発売)特集内容

【第38期天元戦五番勝負第3局】
 まさに神がかり的な強さだ。本年最後のタイトル戦となった第38期天元戦五番勝負(西日本新聞主催)は、11月29日に長崎県大村市の長崎インターナショナルホテルで行われ、井山裕太天元が挑戦者の河野臨九段を相手に、道中危うい場面もあったが、持ち前の勝負強さを発揮し、一気の3連勝を決めて天元初防衛を果たした。これで本因坊、王座、碁聖、十段と合わせて5冠の維持に成功した。

 

【第53期王冠戦挑戦手合一番勝負】
 羽根直樹王冠に中野寛也九段が挑戦する、王冠戦挑戦手合一番勝負が、11月27日、岐阜県高山市「ホテル穂高」にて行われた。18時59分終局、白番3目半勝ちで羽根が防衛。これで王冠在位9期とした。中野の13年ぶりの返り咲きはならなかった。本記は昨年に引き続き、柳沢が担当させて頂く。今回は局後、両対局者にインタビューを行った。一局のポイントとなる場面で、どんなことを考えながら打ち進めていくのか。両者の意見の違いや、心理に注目して頂きたい。

 


週刊碁12月10日
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