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週刊碁2月13日号(2月6日発売)特集内容

【第36期棋聖戦七番勝負第3局】  張栩棋聖に高尾紳路九段が挑戦している、第36期棋聖戦挑戦手合七番勝負(読売新聞主催)の第3局が、2月1、2日の両日、石川県加賀市山中温泉の宿坊「厨八十八」で行われた。打ち掛けまでは張が好調に流れを引き寄せたが、2つのコウが絡む難解な攻防で高尾が機敏に立ち回って逆転した。非勢に立たされた張も、しぶとく食い下がったが、再逆転には及ばず半目差で決着がついた。立会・山城宏九段、解説・彦坂直人九段、記録・大沢健朗初段、高橋真澄初段。高尾が2勝1敗とリードして迎える第4局は、2月15、16日に京都市の「吉田山荘」で行われる。 【新初段シリーズ・風間隼新初段】  新初段シリーズの第3戦は、風間隼新初段が王立誠九段に挑戦した。入段までに少々足踏みをしていた風間新初段だが、それが決して無駄ではなかったことを証明するような戦いぶりで、王九段をうならせた。後半で少し乱れたことを反省していたが定先としては会心の勝利で、少し先に入段したライバルたちへの宣戦布告としては十分すぎる内容だ。4月から始まる棋士人生の本番に向けて最高と言ってもいい、素晴らしいスタートを切った。

週刊碁2月13日
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