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週刊碁3月28日号(3月14日発売)特集内容

【第35期棋聖戦七番勝負第6局】
 井山裕太名人の先勝で始まった七番勝負は、両者一歩も譲らず交互に星を入れ合って第4局までがっぷり四つ。第5局で張栩棋聖が初めて白星を先行し防衛へあと一つと迫り迎えた本局。張がこのまま決めるのか。もしくは井山裕太名人がカド番を凌ぐのか―。第35期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)第6局が、3月10日、11日、山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われ、346手まで張の黒番一目半勝ち。最終局を待たず、張が四勝二敗で初防衛を決めた。立会・橋本雄二郎九段、解説・河野臨九段、記録・田尻悠人二段と奥田あや二段、NHK解説・武宮正樹九段、聞き手・万波奈穂二段。


【第30期NECカップトーナメント決勝】
 公開早碁の公式戦、第30期NECカップトーナメント決勝が、3月5日、東京の日本棋院で行われた。顔合わせは張栩棋聖・王座・十段と山下道吾本因坊のライバル対決だったが、張がねじり合いを仕掛けて主導権を握り、そのまま押し切った。これで張は4年ぶり3回目の優勝を果たし、タイトル獲得数を34に伸ばした。連戦中の棋聖戦や十段戦防衛に向けて大きな弾みをつけた形だ。山下本因坊は竜星、阿含・桐山杯に続いての早碁三冠はならなかった。


週刊碁3月28日
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