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週刊碁10月18日号(10月11日発売)特集内容

【第35期名人戦七番勝負第4局】
 史上最年少で名人を獲得した実力は本物だった―第35期名人戦七番勝負(主催・朝日新聞社)の第4局は10月6日、7日に神奈川県秦野市「陣屋」で行われた。中盤で劣勢に立たされた井山裕太名人は勝負手を放ち、粘り強く食い下がってヨセ勝負に持ち込む。終盤では高尾紳路挑戦者が見せた一瞬の隙を見逃さずに逆転に成功する。265手完、黒番中押し勝ち。ストレートで初防衛を果たした。


【阿含・桐山杯第17期全日本早碁オープン戦決勝】
 秋本番を迎えて本因坊道吾の快進撃がさらに加速している。阿含・桐山杯第17期全日本早碁オープン戦(毎日新聞社ほか後援、阿含宗特別協賛)の決勝は、10月2日、京都市山科区の阿含宗釈迦山大菩提寺で行われ、山下道吾本因坊が趙治勲二十五世本因坊に黒番中押し勝ちし、初優勝を飾った。タイトル獲得最多記録更新が期待された趙だったが(現在は71)、3年ぶりに訪れたチャンスを物にすることはできなかった。


週刊碁10月18日
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