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【史上初の五冠達成・張十段奪取】
史上初の五冠達成だ。第四十七期十段戦五番勝負(産経新聞社主催)第四局は、四月十六日、愛知県蒲郡市西浦温泉の「旬景浪漫銀波荘」で行われた。優勢に打ち進めゴール間近かと思われていた高尾紳路十段が突然の変調。張栩名人が崖っぷちから大逆転を決めた。百五十七手完、黒番張名人が中押し勝ち。張は、通算三勝一敗で初の十段獲得を決めるとともに、名人、天元、王座、碁聖と合わせ、現行の七大タイトルが揃ってから初の五冠保持者となった。
〈終局後のインタビューにて・抜粋〉
「大三冠以外の四冠を取れたのは僕らしいかな。やはり時間の短い三?四時間の碁が好きなので」と終局直後の張。
グランドスラム、そして気は早いが同時七冠制覇も夢ではない位置にやって来た。
「七冠は難しい。実力も体力もまだまだです」と話したが、誰も挑戦できなかった高みに昇った張に期待は膨らむばかりである。