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《第32期棋聖戦・第3局》
山下敬吾棋聖に趙治勲十段が挑戦している第32期棋聖戦七番勝負。
その第3局が、2月7、8日、愛知県田原市の「伊良湖ガーデンホテル」で打たれた。
棋聖戦の連勝を9で止められ、雪辱を心に期する山下棋聖。
「七番勝負の勘が戻ってきた」と語る趙十段。
両者1勝1敗で第3局を迎え、本シリーズはいよいよここに本格始動。
水面下の熾烈な争いがあるのか、一日目に進んだ手数はわずか25手。
対局者の気合のほどが痛いくらいに伝わった。
結果は134手までで白番山下棋聖の中押し勝ち。
棋聖の貫禄で、堂々星を二勝一敗にのばした。
当たり前の話だが、一番勝負ではない七番勝負の面白さは、
全てが終わるまで勝負が決まらないこと。
第4局は2月21、22日、長崎県雲仙市にて行われる。
頂点を争う死闘はまだまだ続く。
シリーズの行方占う第3局。
詳細速報を本紙でじっくりとお楽しみ下さい。
《リコー杯プロペア碁選手権二〇〇八・決勝》
碁への愛とペア同士の信頼。
その二つが重なりあったとき、かつてないスリルとロマンが生まれる――。
リコー杯プロペア碁選手権二〇〇八の決勝が、2月2日、東京・恵比寿のザ・ガーデンホールで行われた。
出場選手は趙治勲十段・大沢奈留美三段ペアと河野臨天元・謝依旻女流本因坊ペア。
二組の激闘を見届けようと、1300名もの観客が押し寄せた。
決勝局は華々しい大石の殺し合い。
307手に及んだ波乱万丈の一局を制したのは趙・大沢ペアだった。
息のピッタリ合った優勝の弁と会場の様子を、決勝局の解説とともにお届け。
これを機に読者の皆様も、是非ご自身でペア碁をお楽しみ下さい!
HEAD LINE
・十段戦挑戦者決定!――高尾秀紳本因坊、初の趙治勲十段との挑戦手合へ
・「碁」臓六腑に染み渡る!明快ポイント解説――新コーナー「早送り劇場」
・小林千寿五段の文化交流レポート――武宮九段、剱持七段がオーストリアで青少年研修
・河野臨天元就位式
・鈴木歩女流最強就位式
・第45回秀哉賞・第37回大倉喜七郎賞受賞者決定
・これぞプロ――柳時熏九段
・中野杯中国遠征詳解――第4回 高嶋武初段
・すばらしき碁仲間たち――第2回 1000人の弟子を育てた北村俊郎さん
・新井素子さんが初級者時代を楽しく綴る
――「サルスベリが止まらない」雑談・棋士のサイン編その1
プロ棋戦
・名人戦リーグ :坂井秀至七段 対 井山 裕太七段
・本因坊リーグ :依田紀基九段 対 山田規三生九段
・本因坊リーグ :羽根直樹九段 対 王 銘エン九段
・新人王戦本戦:鶴山淳志六段 対 村上 晶英二段
・新人王戦本戦:林 漢傑六段 対 内田 修平二段
テレビ棋戦
・NHK杯:張栩名人 対 井山裕太七段
・竜星戦 :山田規三生九段 対 山田拓自七段
アマ碁界ニュース
・第23回関東地区高等学校囲碁選手権大会(前橋)
・朝日新春囲碁大会
・第一回千葉県子供囲碁教室・学校対抗戦
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