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2014年12月 アーカイブ

2014年12月01日

【訃報】呉清源九段死去

呉清源九段(日本棋院名誉客員棋士)が11月30日午前、神奈川県小田原市内で逝去されました。享年100歳。
お別れの会等については未定です。

〈 略歴 〉
 大正3年、中国福建省福州市にて、呉毅の三男として生まれる。本名・呉泉。7歳のとき二人の兄とともに父より囲碁の手ほどきを受ける。
 昭和3年、14歳で母、兄とともに来日、瀬越憲作七段の門に入る。
 同年12月、本因坊秀哉名人の試験碁(二子)に4目勝ち、翌4年、日本棋院より飛び付き三段を認可される。同年、12勝7敗2ジゴ。
 5年、四段に昇段。同年31勝6敗2ジゴ。
 7年、五段に昇段、同年45勝5敗1ジゴ。
 8年、木谷實五段とともに「新布石」を共同研究、秋季大手合で新布石を多用し、布石革命を起こす。同年26勝9敗3ジゴ。
呉清源九段
 9年、六段に昇段。14年、七段に昇段。17年、中原和子と結婚。10月、八段に昇段。
 14年から31年までの17年間で10回の打込み十番碁を打ち、8勝1敗1延期。その殆どを先相先または定先に打込んでいる。
 25年、日本棋院より九段位を推戴される。
 27年、台湾に招かれ「大国手」の称号を贈られる。このとき、林海峰少年(10歳。現在・名誉天元)に六子の指導碁を打つ。
 33年、「第1期日本最強決定戦」8勝2敗で優勝。36年8月、交通事故に遭い足首骨折などで入院。
 37年「第1期名人戦」8勝3敗1ジゴで第2位。38年「第2期名人リーグ戦」5勝3敗で第2位。39年「第3期名人リーグ戦」6勝2敗で第2位。
 59年、現役引退。62年勲三等旭日中綬章受章。
 平成26年7月に百寿を祝う会が行われた。

日本棋院理事長 和田紀夫 談話 ~呉清源先生の訃報に接して~
平成26年12月1日
 呉清源先生の訃報をお聞きし、驚きと悼惜の念を禁じえません。
 日本の囲碁界のみならず現代囲碁の最高峰に聳えた偉大な巨星が墜ちた思いです。心からのご冥福をお祈り申し上げます。

 今年夏の呉清源先生の「百寿を祝う会」には中国のテレビ局からも取材に来られたと聞いており、その偉大な功績が中国においても高く評価されていることを知りました。

 日中韓を初め世界の囲碁交流が盛んになりつつある今日、日中の囲碁の架け橋を担ってきた先生が亡くなられたことは残念でなりません。今後は先生の遺志をついで、囲碁を通じた各国との交流を深め「囲碁を通じての世界平和」 実現に向け努力したいと思います。

2014年12月02日

第3回『電聖戦』対戦プロ棋士決定のお知らせ(2015/3/17)


第3 回『電聖戦開催』並びに対戦棋士決定のお知らせ
─ 日本棋院棋士vs.コンピュータ囲碁 公式定期戦 ─

 公益財団法人 日本棋院と電気通信大学の提携をもとに始まりました棋士とコンピュータ囲碁の公式定期戦「第3回電聖戦」を2015年3月に開催致します。対戦棋士が決定いたしましたので、ご連絡申し上げます。
(「電聖戦」とは、2012年に日本棋院と電気通信大学の間で結ばれたコンピュータ囲碁に関する提携に基づいて開催される棋士とコンピュータ囲碁の定期戦です。)


25世本因坊治勲
(マスターズ)
第3回 「 電聖戦 」 対戦棋士 25世本因坊治勲
主  催 電気通信大学
エンターテイメントと認知科学研究ステーション
協  賛 株式会社 囲碁将棋チャンネル
後  援 公益財団法人 日本棋院
一般社団法人 人工知能学会
コンピュータ囲碁フォーラム
日  時 2015年3月17日(火)
場  所 電気通信大学 西9号館1階 大講義室 ( 解説会場 : 予定 )
西9号館3階301 ( 対戦会場 : 予定 )
ル ー ル 日本ルール置碁 ( 3月15日 : 手合割決定 )
( 持ち時間30分、切れたら一手30秒 )
対戦カード 第1局 25世本因坊治勲 vs. UEC杯準優勝プログラム ( 予定 )
第2局 25世本因坊治勲 vs. UEC杯優勝プログラム ( 予定 )
賞  金 第1局10万円、第2局20万円 ( 電聖賞 )
詳細はこちら ( 外部サイト )
ネット中継はこちら ( 生放送予定 )

【 本件に関するお問合せ先 】
 国立大学法人電気通信大学
 エンターテイメントと認知科学研究ステーション 代表 伊藤毅志
 E-mail : uec-ito@mbc.nifty.com 電話 : 090-8103-5795
 公益財団法人日本棋院 インターネット事業部
 電話 : 03-3288-8071

なお、電聖戦に出場するプログラムを決めるイベントとして、UEC杯コンピュータ囲碁大会がこちら(PDF)の通り開催されます。

2014年12月19日

戸島花さん 囲碁大使に

戸島花さん 囲碁大使に

 2014年12月18日、東京都千代田区の日本棋院市ヶ谷本院で、戸島花さんへの囲碁大使の委嘱式が行われました。
 日本棋院の囲碁大使は戸島さんで5人目。戸島さんは、NHK Eテレ「囲碁フォーカス」でおなじみのタレントです。「ヒカルの碁」で囲碁に関心をいだき、中学時代には囲碁同好会のまとめ役をかってでるほどだったそうです。

日本棋院の常務理事・大淵盛人九段から囲碁大使の委嘱状を受け取り
記念撮影に応じる戸島さん(右)

 戸島さんは、マスコミ各社のインタビューに応え、「同世代の女性にも囲碁を広めたい」と囲碁大使としての熱意を語りました。
 また、「囲碁をはじめたことで何事も諦めない、やりとげることが身につきました」とその効用があったという。「移動中などにスマートフォンなどで楽しんでいますが、今後は囲碁仲間を増やして実際に打つ機会を作りたい」
 当日、日本棋院の「幽玄」の間と、改装を終えた6階での対局を特別に見学した戸島さん、棋士の真剣勝負の緊張感を体験し、感激した様子でした。

 ※ 囲碁大使
 ファンの拡大のため、囲碁普及等の活動を日本棋院と継続的に実施する制度として今年創設。これまでに参議院議員の小坂憲次さん、大阪商業大学の学長・谷岡一郎さん、作家の新井素子さん、ニューヨーク州医師の齋藤真嗣さんにお願いしています。

【 お問い合わせ 】 公益財団法人日本棋院 経営企画室 tel : 03-3288-8605

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