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2007年08月 アーカイブ

2007年08月01日

本因坊秀甫が殿堂入り

 この度、第4回囲碁殿堂入りを決める「囲碁殿堂表彰委員会」が7月31日、日本棋院にて開催され、本因坊秀甫が選ばれましたので、ご連絡します。
 有識者、マスコミ関係者、棋士からなる委員12名により、事前にノミネートされた9名の候補者に対して投票により選定を行いました。投票の結果、本因坊秀甫が規定以上の票を獲得し選出されました。
 殿堂入りを果たした本因坊秀甫に対しては、顕彰レリーフを制作し、来春1月5日の打ち初め式で披露後、日本棋院会館地下一階の「囲碁殿堂資料館」にて展示を行います。

1.経歴と主な業績
18世 本因坊秀甫
本名 村瀬弥吉
棋格 準名人(八段)
生年 1838(天保9)年
没年 1886(明治19)年
経歴
(棋歴)
□ 江戸上野車坂下に生まれる
□ 1848 11歳、初段。
□ 1879 方円社初代社長。
□ 1882 「方円新報」刊。
□ 1884 準名人。
□ 1886 18世本因坊を秀栄より譲られる。
主な業績 ■ 秀策に急追する棋才をもちながら坊門に疎まれ江戸を出奔する。
■ 方円社の代表として坊門を圧倒する。
■ 方円社による機関紙「囲碁新報」の発行、段位の改訂、囲碁普及事業を積極的に推進。
■ 本因坊秀栄との10番碁が有名。
■ 政界との交流、海外への囲碁普及の先駈けとなった。

2.今回のノミネート者(含む既殿堂入り者、過去のノミネート者)
※第1回-4回までの囲碁殿堂入り候補者
第1回 第2回 第3回 第4回(平成19年度)
徳川家康            
本因坊算砂            
  中村道碩            
  安井算知            
  安井算哲            
本因坊道策            
  本因坊丈和 本因坊丈和        
  本因坊秀和   本因坊秀和 本因坊秀和    
本因坊秀策            
  本因坊秀甫   本因坊秀甫   本因坊秀甫 本因坊秀甫
      本因坊秀栄   本因坊秀栄   本因坊秀栄
      本因坊秀哉   本因坊秀哉   本因坊秀哉
      大倉喜七郎 大倉喜七郎    
      瀬越憲作   瀬越憲作   瀬越憲作
      岩本薫    岩本薫   岩本薫
      木谷実   木谷実   木谷実
      呉清源   呉清源    
          喜多文子   喜多文子
              牧野伸顕
              橋本宇太郎
☆ 殿堂入り
第1回特別創設記念表彰 : 徳川家康、本因坊算砂、本因坊道策、本因坊秀策
第2回特別創設記念表彰 : 本因坊丈和
第3回表彰 : 本因坊秀和、大倉喜七郎
第4回表彰 : 本因坊秀甫

【この件に関する問い合わせ】
日本棋院囲碁殿堂資料館:03-3288-8637

2007年08月08日

「第1回 大和証券杯ネット囲碁アマチュア選手権」大会概要

 7月27日付けのニュースリリースでご案内した「第1回大和証券杯ネット囲碁アマチュア選手権」(主催・日本棋院、特別協賛・大和証券グループ)の詳細が決定しましたので、その概要を紹介させて頂きます。

「第1回 大和証券杯ネット囲碁アマチュア選手権」大会概要

 アマチュアのインターネット大会として日本棋院が主催する「第1回大和証券杯ネット囲碁アマチュア選手権」は、すでに8月よりスタートしている。参加資格は日本棋院ネット対局「幽玄の間」有料会員。 予備予選が進行中で、希望者は参加申し込みの上、9月9日24時までに規定の対局数を消化することで予選トーナメントのクラス分けが決定する。128名の定員(定員を上回る場合は参加クラスのレーティングポイント上位128名に参加資格)で争われるトーナメント方式の予選は10月初旬―10月末、ベスト16進出者による本戦は11月初旬―11月末に行われ、各クラス決勝進出者50名を招待しての決勝は12月22日、東京の大和証券本店ビルで開催予定。

 全25クラスのうち七段、八段による最上位の無差別級は「覇王戦」と称し、優勝者には「覇王」の称号が与えられるとともに、プロが参加する2008年初頭の「第1回大和証券杯グランドチャンピオン戦」(仮称)への参加資格が与えられる。

 また、25級の級位者から六段まで24クラスに分かれての「クラス別最強戦」の優勝者には「クラス別最強」の称号が与えられる。

◎各クラス名称とクラス数、定員
<覇王戦>
七段以上 「覇王戦」 1クラス 定員128
<クラス別最強戦>
六段―初段 各段ごとに「幽」、「玄」の2クラス(各クラス定員128)を置く。
1級―6級 それぞれの級に対応して「行雲1組―5組」(各組定員128)を置く。
* 5組のみ5-6級
7級―19級 2、3級の幅で1クラスとした「天元1組―5組」(各組定員128)を置く。
20級―25級 3級幅を1クラスとした「洗心1組(20―22級)、2組(23―25級)」(各組定員128)を置く。

◎対局条件(予選以降)
*予備予選はレーティング対局であれば条件は問わない
持ち時間 各20分
秒読み 30秒3回
手合割り オール互先 先番6目半コミ出し
対局場 大会専用サーバー

◎「第1回大和証券杯ネット囲碁アマチュア選手権」
<主  催> 日本棋院
<特別協賛> 大和証券グループ
<参加資格> 日本棋院ネット対局「幽玄の間」有料会員
<クラス分け> 七段、八段が参加資格となる最上位クラスのトーナメント「覇王戦」
25級から六段まで24クラスに分かれてのトーナメント「クラス別最強戦」

大会の詳細等につきましては
 大和証券杯ネット囲碁アマチュア選手権特設ページ  または日本棋院ホームページ(http://www.nihonkiin.or.jp/
 大和証券ホームページ(http://www.daiwa.jp/)でもご覧いただけます。

【 この件に関する問い合わせ 】
日本棋院インターネット事業部 : 電話03-3288-8071

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