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7.囲碁のルール アーカイブ

2008年06月24日

囲碁のルールは5つ♪

囲碁のルールはこれだけ!

==マスターするのはたった5つ==


 1.碁盤の線の交差しているところに黒石と白石を交互に打ちましょう。


くろいしくん「打ちかた」

 2.囲った陣地(交差点)が多い人の勝ちです。

みずいろくん「陣地の数え方」

 3.石は囲めば取れます。


ぴんくちゃん「石がとれる!」

 4.打ってはいけないところ(着手禁止点)があります

しろいしさん「打っちゃいけない場所」

 5.コウのルール


きいろくん「コウ!It's cool」

(その1)碁盤の線の交差しているところに黒石と白石を交互に打ちましょう。

 1.碁盤の線の交差しているところに黒石と白石を交互に打ちましょう。

1-あ. 石は、線と線のぶつかっているところ(交点)に、置いてね。
  将棋やオセロと違って、マスの中には置きません。
 
 
ぴかぴか光るところが打てる場所です。


1-い. 黒石と白石を交互に打ちましょう。
  黒石を置いたら、次の人は白石を置く。
次に黒石、白石と順番にやります。
 
 

囲碁では、石を置くことを「打つ」といいます。
(将棋は「指す」と言いますよ)

 

(その2)囲った陣地(交差点)が多い人の勝ちです

2.囲った陣地(交差点)が多い人の勝ちです。

終局場面

  お互いに陣地をつくって、上図のようになりゲームは終了しました。
  さて、白黒どちらが勝ったのでしょうか?調べてみましょう。
  陣地のことを地(じ)といいますよ。
 
黒の陣地(地)は?
 
  黒の陣地
  黒の陣地は右側の×印が陣地です。
×印一個を「一目(いちもく)」といいます。
  黒の陣地は全部で31目です。
 
白の陣地(地)は?
 
  白の陣地
  白の陣地は左側の×印が陣地です。白の陣地は全部で30目です。
 
どちらの勝ち?
 
  黒31目?白30目=黒1目となり、黒1目勝ちとなりました。
 
陣地(地)の計算方法
 
 
  陣地を一個ずつ数えるのは大変です。
  白(左側)は、3×9+3=30、黒(右側)は、3×9+4=31と計算します。
  どうです、こうやって計算した方が簡単でしょう。余計なお世話かな。

(その3)石は囲めば取れます。

3.石は囲めば取れます。

 

 相手の石に囲まれると、石は取られて碁盤の上からなくなります

 

 

石の位置で、石を取るために必要な囲む石の数は変わります。

 
 

石が中央にあれば4つ、辺は3つ、隅は2つとなります。

 

石が増えた場合

 

 

石が複数(2個並び)になると、中央なら6つ、辺は4つ、隅は3つになります。

(その4)打ってはいけないところ(着手禁止点)があります

4.打ってはいけないところ(着手禁止点)があります

石を打てない所
 
  下図のA点に黒石を打つことはできるのでしょうか。
 
  上図白石の形は見おぼえがありますよね。
  これは白石4つで黒石1個を囲み、
その中央黒石(A点)を取り上げたあとの形ですね。
  その取り上げたA点に黒石が再び打ったらどうなるのでしょうか?
 
 
  「黒石1」と打とうとしても、既に白石にタテとヨコを完全に囲まれています。
  打った瞬間に取られてしまうことになります。
 
  これは相手の石に囲まれた落とし穴みたいなものです。
その中に打ってらすぐ石を取り上げられてしまい意味がありませんよね。
これは自殺行為、自爆手です。
 
  囲碁のルールでは、このような打った瞬間に石を取られてしまう所(交点)
「着手禁止点」といい、着手(打つ)しないようにと決められています。
 
  落とし穴だよ
 
それでは、白石は同じところに打つことができるのでしょうか。
 
 
 
  上図のA点に白石(1)を打つとタテヨコの白石同士がつながり、
完全に合体したグループとなります。
 
 

(その5)コウのルール

5.コウのルール

前回に引き続き、説明文が長めですが、最後までお読みくださいね
 
  下の1図は黒石1個がアタリの状態です。白は2図のように黒石1個を取り上げました。
  ここから始めましょうか・・ 白は黒をとった!
  (1図) (2図)
 
  白が黒石を取った形をよく見てください(3図)。今度は白石1個がアタリの状態です。次は黒が打つ番ですから4図のように白石1個を取り上げました。
  黒もすかさず、白を取ると・・・無限ループ!?
  (3図) (4図)
  あれ?1図と4図は同じ形です。最初の図に戻っていますよ。
次は白番ですからまた黒石を取ることができて、何度も何度も同じ形をくり返すことになりますね。これをくり返ししていたのでは、いつまでたってもゲームが終わりません。
  このように同型で、お互いに石の取り合いが限りなく続く形を「コウ」といいます。
 
コウのルール
 
  このままでは永遠に・・・
  (コウ)
  コウのルールでは、例えば上図で見ると1図から2図へ白が打った時(コウの場合)、黒は4図のようにすぐに石を取り返してはいけない(同型反復の禁止)ルールになっています。
  つまり黒はすぐに取り返してはいけないのですから一手ほかのところに打ってから(コウダテ)、また黒の打つ番が回ってきたときに、取り返すことができるようになります。
 
 
  (5図)
  もう一度説明しますと、5図(コウの場合)で、黒はすぐに×に打って白石を取り返すことがでなきいので、×以外のところに一度打ち(黒1)、次に自分の手番がくれば取り返すことができるようになります。