【交流復活の拠点に】
気仙沼市の仮設で、タケフ基金の碁盤を使って囲碁サロンを開いた菅原勢一さんからのメールが届きました。
菅原勢一さん
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タケフ基金のご支援ありがとうございました。
この度の大震災で気仙沼囲碁サロン(代表・斉藤功)は地震後の巨大津波で全壊、すべてを喪失しました。
あの三月十一日、サロンでは十余名の囲碁愛好者が楽しんでいましたが、判っているだけでも三名の方が犠牲になり、その他にも多くの方が家を失い、家財に損害を被り、その後の避難や生活再建に今も大変な思いをしています。
復旧、復興もなかなか進まない中、避難や生活再建、その支援で心身ともに疲れている囲碁愛好者の方々が少しでも疲れを癒したり、交流を復活する場として気仙沼仮設囲碁サロンを十月末に設置しました。
被災した愛好者の中には、未だ囲碁を楽しむ気持ちの余裕の無い方もおられますが、仮設サロンにおいでいただいており、お互いの安否消息確認や交流再開も始まっています。
今回の仮設サロン設置では、日本棋院を初めとした全国の囲碁愛好者の方々に、物心にわたるご支援をいただき、タケフ基金の心温まる善意から囲碁碁盤セット(十セット)を受け取りました。
心より御礼申し上げます。
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―週刊碁2011年11月21日号より抜粋―