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中部総本部の横領事件に対する関係者の処分と再発防止策について(11/15) |
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日本棋院中部総本部の職員による横領事件は、囲碁界の信用を損ね、弊院をご支援頂いている皆様方に多大なるご迷惑をおかけしました。改めて心よりお詫び申し上げます。また、本年4月に公益財団法人に移行して間もない中で、このような事件を起こしたことは極めて遺憾であり、深く反省しております。
弊院は、事件が発覚した直後の8月、内部調査委員会を立ち上げて事件の詳細を調べて参りました。その結果、横領は、平成16年から23年8月までの間に行われ、棋士会等から預り中部総本部の金庫内にあった現金の着服と架空取引の会計処理等による横領で、被害総額は約1500万円であること、また、今回の事件がおきた背景には弊院の管理監督面で問題があることが判明致しました。
10月に、外部の有識者3名で構成する「日本棋院ガバナンス評価委員会」を創設し、調査結果に基づく事件の概要を報告するとともに、関係者の処分案及び再発防止策を評価して頂きました。委員の皆様より、内部統制が欠如しているなどと厳しいご意見を頂戴しましたので、11月に、大竹英雄理事長を委員長とする「内部統制制度整備委員会」を立ち上げ、このような不正が二度と発生しないように弊院全体で再発防止を徹底していく所存です。
なお、横領した者は中部総本部に所属し経理等を担当していた職員で9月に懲戒解雇しましたが、刑事告訴の準備も進めています。また、調査結果を踏まえ、関係者の処分として、本人の上司2名に降格・冬季賞与減額処分、中部総本部担当役員に役員報酬減額、管理監督する立場にあった本院の財務担当役員と監事に厳重注意処分を行いました。
今後は、弊院の役職員一同、襟を正して囲碁文化の向上に努力して参りたいと考えておりますので、引き続き、皆様方のご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
以 上
【この件に関する問い合わせ】
日本棋院総務人事部:03-3288-8601
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