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中押し勝ち集計・豪腕の持ち主は?GO―1グランプリ2009

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「中押し勝ち」には石を取って勝つ「豪腕」のイメージがあります。
現役で七大タイトル獲得経験のある棋士23名の
コミ6目半の対局成績と、中押し勝ちの数を集計してみると・・・
(平成14年11月から21年12月14日までの成績。
平成14年にコミが5目半から6目半に変更されることが決定。
同年11月からコミ6目半の対局が開始。)

コミ6目半の対局 中押し勝ち集計
 

1位は羽根泰正九段。勝ちのうち78.6%が中押し勝ち。

2位が柳時熏九段、3位山下敬吾棋聖と続きました。

6目半の対局成績で唯一300勝を超えている張栩四冠は59%で16位

最も「中押し勝ち率」が少ないのは片岡聡九段で51.2%でした。

羽根 泰正九段

羽根 泰正九段

 

アマチュアのみなさんはいつも大石を召し取って
豪腕ぶりを発揮(?)している方が多いのではないでしょうか。
またはその逆も・・・
プロの場合はいつも石を取るわけでなく地合いの差により投了したり、
たとえ半目差でも負けを読みきれば潔く投了することもあります。
また、入段後数年間の予選では中押し勝ちが多くても、
本戦・リーグ戦クラスまでランクが上がってからは
中押しで勝つことも少なくなるでしょう。
「中押し勝ち =イコール 豪腕」とは一概には言えませんが
数字上では表のようになりました。
各棋士のイメージと一致するでしょうか?

 

 

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