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記録部門3冠争い |
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今年7月までの記録3部門(最多勝、最多対局、勝率1位)
各月末の1位は表のとおり。
― 上半期独走の井山を猛追する張栩 「最多勝」・「最多対局」 ―
25勝6敗 .806(7/31まで) |
33勝10敗 .767(7/31まで) |
最多勝と最多対局は年初から井山八段が首位を争っています。
張名人碁聖は棋聖戦と十段戦の挑戦者決定戦で敗れた影響もあり対局数が少なく、
井山八段とは5月末で14勝差がついていました。
しかし張は6月と7月で14勝2敗、8月もトヨタ&デンソー杯など井山より多く対局を
控えており、さらに星を伸ばすことが予想されます。
―今年も混戦模様の「勝率1位」争い―
毎年12月の最終週までもつれることが多い勝率1位争い。
今年も最後まで目が離せません。
勝率ベスト5(7/31) | ||||
1 |
25勝 |
6敗 |
.807 |
|
2 |
16勝 |
4敗 |
.800 |
|
2 |
16勝 |
4敗 |
.800 |
|
4 |
15勝 |
4敗 |
.790 |
|
5 |
25勝 |
7敗 |
.781 |
―3冠達成は2人だけ―
過去に記録3冠を達成したのは依田紀基七段(平成元年)と
張栩七段(平成14年)の2人。
2冠は27回あり、そのうち最多勝と最多対局の2冠が21回、
最多勝と勝率が5回、最多対局と勝率が1回。
張栩名人碁聖は昨年最多勝と最多対局の2冠でした。
※段位は当時。最多対局賞は平成3年から表彰。
―3部門を左右する「最大8局」の行方は―
張栩名人碁聖と井山裕太八段は名人戦挑戦手合七番勝負と
王座戦挑戦者決定戦での対戦が決まっています。
「最大8局」となるこの戦いが記録部門争いの行方を決定づけることに
なりそうです。
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