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タイトル防衛と移動はどちらが多い? |
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本因坊戦挑戦手合は後半戦に入りました。
現行七大タイトル(棋聖・名人・本因坊・十段・天元・王座・碁聖)が
すべて挑戦手合となったのは昭和55年。
(第1期棋聖戦はトーナメント戦で決勝七番勝負。
天元戦は第5期までトーナメント戦で決勝五番勝負。)
昭和55年から平成18年まで27年間の七大タイトル挑戦手合では
タイトル防衛が108回、挑戦者勝ちでタイトル移動が81回。
年平均タイトル防衛4回、タイトル移動3回となっています。
平成4年は七大タイトル保持者がすべてタイトル防衛に成功しています。
また、平成7年と平成12年は過去最多の5タイトルが移動しています。
☆平成4年の七大タイトル挑戦手合(左側勝ち、勝-敗、青字挑戦者)
棋聖戦 小林光一棋聖 4-3 山城宏九段
十段戦 武宮正樹十段 3-1 小林光一棋聖
本因坊戦 趙治勲本因坊 4-3 小林光一棋聖
碁聖戦 小林光一碁聖 3-1 小林覚九段
名人戦 小林光一名人 4-3 大竹英雄世界選手権者
王座戦 藤沢秀行王座 3-2 小林光一棋聖
天元戦 林海峯天元 3-1 山城宏九段
☆平成7年の七大タイトル挑戦手合(左側勝ち、勝-敗、青字挑戦者)
棋聖戦 小林覚九段 4-2 趙治勲棋聖
十段戦 依田紀基九段 3-0 大竹英雄十段
本因坊戦 趙治勲本因坊 4-1 加藤正夫九段
碁聖戦 小林覚棋聖 3-2 林海峯碁聖
名人戦 武宮正樹九段 4-1 小林光一名人
王座戦 王立誠九段 3-0 趙治勲王座
天元戦 柳時熏天元 3-2 小林光一九段
☆平成12年の七大タイトル挑戦手合(左側勝ち、勝-敗、青字挑戦者)
棋聖戦 王立誠王座 4-2 趙治勲棋聖
十段戦 小林光一十段 3-0 中野寛也九段
本因坊戦 王銘琬九段 4-2 趙善津本因坊
碁聖戦 山下敬吾七段 3-2 小林光一碁聖
名人戦 依田紀基九段 4-0 趙治勲名人
王座戦 王立誠王座 3-1 趙治勲九段
天元戦 柳時熏七段 3-0 小林光一天元
☆平成19年の七大タイトル挑戦手合(左側タイトル者・右側青字挑戦者)
棋聖戦 山下敬吾棋聖 4-0 小林覚九段
十段戦 趙治勲十段 3-2 山下敬吾棋聖
本因坊戦 高尾紳路本因坊 依田紀基九段
碁聖戦 張栩碁聖 横田茂昭九段
名人戦 高尾紳路名人
王座戦 山下敬吾王座
天元戦 河野臨天元
今年の七大タイトル挑戦手合はここまで山下敬吾棋聖と趙治勲十段が
タイトルを防衛しました。
本因坊戦は防衛まであと1勝の高尾紳路本因坊が押し切りタイトル防衛が続くのか、
挑戦者の依田紀基九段が巻き返し今年初のタイトル移動となるのか目が離せません。
注目の本因坊戦第5局は6月25日(月)26日(火)新潟県でおこなわれます。
日本棋院ネット対局サービス「幽玄の間」ではこの対局を
25日午前9時からライブ中継いたします。