きれいな石の打ち方



人差し指と中指で石をはさむ
囲碁をするとき、碁石をどのように持って打たれていますか。
初心者の方は親指と人差し指を使って打たれることが多いのでは。
強いてこだわることはないのですが、きれいな石の持ち方、打ち方があります。

まず碁笥(ごけ)から石を1個取り出すときは親指と人差し指(または中指)を使い、そのあと人差し指と中指で石をはさんで持ちかえ、盤面に石を置きます。
(碁笥とは石を入れる器のこと)
(中指を上、人差し指を下にして石をはさむ)

指先がピーンとまっすぐ伸びていて、きれいでしょう。
この華麗で繊細な指使いは見た目もスマートですし、脳にも良い刺激をあたえると言われています。
石を打つ慣れた手つきを見ただけで、囲碁が強そうに見えてしまうものです。

なかには手つきの格好だけいい人やワザとおかしな石の打ち方をして相手方を欺くテクニシャンもいますが、大かた碁石の打ち方で相手の棋力を察することができるものです。

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