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【第37期棋聖戦七番勝負第６局】
井山裕太本因坊（23）が史上初の６冠と７大タイトル全制覇・グランドスラムを達成した。第37期棋聖戦七番勝負（読売新聞社主催）第６局が、３月13、14日に、静岡県伊豆市の「玉樟園新井」で行われ、井山裕太挑戦者が張栩棋聖（33）を黒番中押しで降し、４―２で棋聖位を奪取した。そして、自身のもつ、本因坊、天元、王座、碁聖、十段と合わせて同時に６つのタイトル確保する前人未踏の記録を成し遂げた。またグランドスラムは、二十五世本因坊治勲（1987年達成）、張栩（2010年達成）に続いて、これも史上３人目の快挙である。井山の６冠挑戦は、メディアでも大きく注目され、当日西伊豆の土肥町には新聞、テレビの報道陣が大挙して詰めかけ、終局後の対局室は超飽和状態となった。本紙最終面で井山６冠のインタビュー記事を、２、３面で第６局の解説をお楽しみいただきたい。
【第25期女流名人戦三番勝負第２局】
謝依旻女流名人に奥田あや三段が挑戦する第25期女流名人戦三番勝負（産経新聞社主催）第２局が、３月13日に京都府京都市の平安女学院「有栖館」で行われた。序盤でペースをつかんだ謝が、そのまま押し切り黒番中押し勝ち。謝らしい力強い好局で２連勝し、６連覇を達成した。
