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週刊碁1月21日号(1月14日発売)特集内容

【新初段シリーズ・藤村洋輔新初段】
 眼鏡をかけた高校二年生。今回が最後と決めて挑んだ棋士採用試験を見事に突破した。藤村洋輔新初段は17歳。あの依田紀基九段が惚れ込んだ逸材だ。まだ師匠のようにサラサラと打って勝つ芸はない。しかし、小林覚九段に力勝負を挑んでいった芯の強さはなかなか頼もしい。対局後、昔から応援していたというアマチュアのために初めて色紙に揮毫。「輝石(きせき)」とはセンスがいい。彼にはなんだか、人を寄せ付けるオーラがある?


【棋士が選ぶ棋聖戦七番勝負で最も心に残ったシリーズ第5位?第3位】
 今月17日に開幕する棋聖戦七番勝負は1977年(昭和52年)の第1期から月日を重ね、今年で第37期を迎える。そこで日本棋院所属の全棋士に対し「過去36回の棋聖戦七番勝負で最も心に残ったシリーズは?」とのアンケートを行ったところ、数多くの回答が寄せられたことで、歴史を彩った過去の名勝負が改めて浮き彫りとなった。というわけで今週は、第3位から5位となる票を集めた3シリーズを取り上げる。まず第3位に輝いたのは、まだ記憶にも新しい2年前の第35期―今年と同じ顔合わせである張栩棋聖VS.井山裕太挑戦者によるシリーズである。「死闘」と形容されたこの七番勝負を、河野臨九段に振り返っていただいた。


週刊碁1月21日号
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