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【名人戦を振り返る】
名人本因坊。アマチュアもあこがれる美しい字面と響きを持つこの称号は、これまで6名しか手中にしていない。坂田栄男、林海峰、石田芳夫、趙治勲、張栩、高尾紳路。ここに新しく名を刻んだのは山下敬吾だ。名人位戴冠の翌週、歴史に残るシリーズをじっくり振り返ってもらった。
【謝依旻女流本因坊特集】
謝依旻女流本因坊がこのタイトルをはじめて獲得してから、早いもので5年が経過した―。平成元年生まれの謝は、まだ17歳のときに矢代久美子五段からタイトルを奪取し、鈴木歩四段、青木喜久代八段の挑戦を退け、向井千瑛四段は2年連続で破り、たどり着いた5連覇の金字塔。本紙が伝えた謝の軌跡を振り返り、21歳のなし遂げた偉業を称えたい。