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週刊碁2月23日号(2月16日発売)特集内容

【NECカップ準決勝第2局】

 大詰めを迎えた第28期NECカップの準決勝第2局が、二月七日に横浜市「関内ホール」で行なわれた。好天に恵まれ、会場は九百人のファンで埋め尽くされた。羽根直樹本因坊と25世本因坊治勲の好取組だから、人気が出るのは当然だが、解説も武宮正樹九段が担当して盛り上げた。聞き手は井澤秋乃四段。碁は治勲が盛んに仕掛けたが、羽根は挑発に乗らない冷静な応対で、対照的な棋風どおりの展開となった。終局後に、治勲が自ら大盤で解説し直してみせた。熱心に実戦心理を披露して、会場は大いに盛り上がった。


【新初段シリーズ・安達利昌新初段】
 今期の冬季入段試験は稲葉貴宇新初段が序盤から独走し、全勝で突破した。さらに狭き門となった残り一枠をめぐる争いは熾烈を極めることに。今回の新初段シリーズで紹介するのは滑り込むように合格を果たした安達利昌新初段である。但馬慎吾三段や大橋成哉二段など、優秀な門下生を輩出している仲邑信也八段相手に思い切りのいい碁でぶつかった。


週刊碁2月23日号

          

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