碁盤



板盤
昨今、囲碁はテーブルで打たれることが多くなりました。かたづけや持ち運びも便利な板盤がかなり利用されています。
材質も紙、ゴム、木製などさまざまですし、練習用として線の数が少ない九路盤(9本×9本)や13路盤などもあります。



練習用九路盤、13路盤 差込碁盤
一寸盤 二寸盤
◆寸とは尺貫法の長さの単位で、一寸は一尺の10分の1。約3.03センチ◆



足付盤
碁盤といえば、やはり和室に合う足付盤ですね。
もちろん木製ですが、昔から実に多くの種類の木材が使われてきました。
今、主流を占めているのが、榧(かや)、桂(かつら)です。しかし、天然銘木の盤材は年々品薄で、良品は次第に入手しにくくなっているのが現状です。
碁盤には何と言っても、榧がもっとも適しています。
ほど良い弾力性、美しい木目と色つや、そして芳しい香りをあわせ持つ榧は、まさにナンバーワン。しかも使い込むうちに渋味のある飴色に落ち着き、なんともいえない風格が出ます。


碁盤の標準寸法
木口(こぐち)を見れば、碁盤の簡単な評価ができます。「木取り」といいますが、見分けやすい評価のポイントです。
評価のポイント「碁盤の木取り」について