王唯任四段 |
2006/5/22 (月) |
こんにちは。王唯任です。みなさん、幽玄の間を楽しんでいらっしゃいますか?
僕も幽玄の間を楽しんでいる1人です^^
幽玄の間では韓国や中国台湾など様々な国の方と交流ができて、また、外国のプロの対局も見ることができて、とてもすばらしいなと思います。
今、韓国や中国・台湾では囲碁がすごく流行っています。日本もそんな風にブームになるように頑張らなくては、と思っていますが、残念ながらまだまだ追いついていない状況です。日本にも囲碁ブームを起こすべく、その参考として、ここでは台湾の囲碁事情について少しご紹介したいと思います。
台湾では今、囲碁がすごく盛んです。その中でも特に子ども達の間で流行しているようで、以前、台湾の囲碁教室を見学に行ったときには教室が子どもたちでいっぱいでした。
台湾では、「子どもを強くしたい」とか「プロにしたい」というよりも、子どもの潜在能力を育てるという目的で囲碁を習わせている親御さんが多いようです。
ちなみに、台湾の囲碁教室で掲げている効能としては以下のようなものがありました。
1.集中力 2.思考力 3.判断力 4.行動力 5.知恵力
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囲碁がこれらの教育的効果を持つということは、台湾では広く知られていていて、日本でいえば、公文とか、塾に通わせるのと同じような感覚で、子供を囲碁教室に通わせていました。
日本での状況を考えると、すごくうらやましい気持ちになりましたが、台湾もここまで普及するまでに大変な道のりがあったと聞いています。
日本の囲碁界は苦しい時期ではありますが、最近は、若手を中心に囲碁普及をしようという意識も高くなっています。台湾での囲碁ブームに負けないように、僕たち日本の棋士も頑張らなくては、と思っています。 |
↑写真は梅沢五段を中心とした若者への囲碁普及プロジェクト「IGO AMIGO」での様子。微力ながら僕も協力させていただいています。(写真提供:松太郎さん) |
ちなみに、同じ台湾出身の張栩名人は、日本でももちろん有名ですが、台湾では日本以上に知名度があります(^_^)
先日、張栩名人のお父さんが教育についての本を出版されたのですが、その中に張栩名人が考えた問題なども載っていて(これがけっこう難しいんです(>_<))、その本もきっと注目されるのではないかと思います。
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では、囲碁から離れて少し台湾の話をしましょうか。
一般的に知られていることですが、台湾人には親日家が多いです。歴史的なことから日本語も話せる人も多いですし、何より、技術や文化の進んでいる国というイメージが強いので、そういう意味の憧れもあるような気がします。
そして台湾人といえば、“食” 台湾人は食べることが大好きなんです。(もちろん僕も^^)台湾では家でご飯を作るよりも、外食することが多いです。なぜならそれは外食がとても安いから。屋台などでは200~300円で結構お腹いっぱいになるんです。 |
↑写真は台湾の夜市の様子。夜遅くでもライトアップされていて、とても賑やかです。機会があったらぜひ行って見てください^^; |
難点は、どれも安くておいしいのでついつい食べ過ぎてしまうことですが、みなさんも台湾に行くことがあったら、ぜひ屋台を試してみてください^^
ずいぶんと長くなってしまいましたが、台湾という国を少し身近に感じていただけたでしょうか?
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では次は台湾つながり(?)ということで、笑顔が素敵な知念かおり四段(ご主人の楊嘉源九段は台湾出身です^^)にお願いしたいと思います。かおりちゃん、よろしくお願いします(*^_^*)
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溝上知親八段 |
2006/4/13 (木) |
みなさんこんにちは。溝上知親です。花粉も落ち着いてきてさわやかな日々ですが、こんなときこそ幽玄の間ですよね。
中島さんからイケメンさわやか棋士と持ち上げられましたが、そのギャグは無視しまして、同世代の四天王の人物紹介をしようかと思います。
まずは張栩名人。僕の中ではかれこそイケメン棋士だと思うのですが。
碁も強くて、結婚さえしてなければファンクラブも出来たでしょうに.....
普段は気さくに仲間をちゃかして楽しんでますね。詰碁を出して、間違えてくれるのを無上の喜びにしてるのかと思うときもあります(被害妄想でしょうか^^)
ちなみにニックネームをつけるとしたら、緻密流。
高尾本因坊は仲間内では「おっちゃん」と呼ばれていて野球と競馬と スポーツ新聞をこよなく愛す(奥さんもです^^)おじさんでしょうか^^
30代の大台に近づくとともに腹回りも貫禄を増し、あるプロ志望の女の子は
そのおなかに将来性を見出して、告白したという事件もありました^^
しかし棋風はいたって正統派で、ニックネームをつけるとしたら高尾美学(大竹先生の専売特許でしょうか)、や悠然流とか浮かびますね。日本棋院のアンケートを見て、「酔拳」には笑いました^^
羽根NHK杯は非常に人間が出来た方でNOと言ったことを聞いたことがないという話もあります。
寡黙で読書が好きなイメージですが、韓国でサッカーをやったときは、左サイドからのセンターリングが中村俊輔かと思うほどのスポーツマンでもありました。
我らの世代の神様的存在ですね。ニックネームは神様としたいくらいです^^
最後に山下棋聖ですが、同門でもあり小さい頃から知っている仲なので、知られざるエピソードを紹介しましょう。
とはいってもたいした話ではありませんが、対局中によく寝てましたね^^
緑星囲碁学園は当然ながら、中国の国家少年隊との対抗戦でも対局中に眠って(-_-)zzz、大物振りをアピールしてました^^
緑星囲碁学園では眠っているときに相手に碁盤の端を碁石で叩かれて、打ったと思い二手打ちしたという笑い話もありました。僕も常に眠かったですが、彼は徹底してましたね。それでもよく勝ってましたが^^
ニックネームは最近いい落ち着きっぷりを見せている点で、泰然流なんていかがでしょう。
言いたい放題でしたが、日記なんてこんなものですよね^^
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今年の冬はスキー三昧というか、暇を見つけてはスキーに行き、家ではトリノ五輪を見てウインタースポーツを満喫しました^^
先日札幌に行く用があって、大倉山ジャンプ場に行ってきたときの写真です。
近くでみてそのスケールに圧倒されました。今度は大会開催中に行ってみたいです^^
これからの季節はフットサルや野球、テニスなどやっていたのですが、夏スキーとかあるときいてなにかウズウズしてきます。俗に言うスキーにハマッタ状態でしょうか^^
手合いのほうも花粉症がだいぶおさまって(毎年けっこうきついんです)上昇志向なので、とりあえずは来週のLG杯がんばってきます^^ |
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次は同世代の知性派、王唯任四段にバトンタッチします。よろしく~
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中島美絵子初段 |
2006/3/23 (木) |
次は囲碁界のイケメンさわやか棋士!溝上知親八段にタァ~ッチ!よろしくお願いします(≧∇≦)
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黄翊祖七段 |
2006/3/7 (火) |
次回は、あの大人気!の中島美絵子初段にお願いすることができました!中島さん、お願いします
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大橋拓文三段 |
2006/2/21 (火) |
こんにちは、大橋拓文です。
気まぐれ日記ということなので、食べ物のこと書いてみます(^O^)
この前三星杯予選で韓国にいったときのこと。韓国棋院の近くの、食べ終わるとソフトクリームをくれるお店で、僕はミソチゲを注文したのでした。
みかけはみそ汁みたいだけど、よくみると、ちょっと赤い!そこに浮かぶ緑色の物体。喋りに夢中の僕はそれをきゅうりだと思い、無防備にパクッ??(゜Q。)??
口だけでなく耳からも火を吹き、ゴジラの気持ちが、100分の1くらいわかりました。
それは、当然唐辛子だったのです(>_<)
皆さんも、外国で何か食べる時は、気をつけてくださいね。
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↑写真はうちでやってる研究会で母がつくってくれた、ご飯。メンバーは黄七段、三谷三段、安齋二段、僕です。
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さて次は、リーグに入るなど、活躍中の黄翊祖七段にお願いします。ヨロシクー^^
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山田拓自七段 |
2006/1/17 (火) |
「幽玄の間」をご覧の皆様こんにちは。山田拓自です。
ここに参加させていただき、ファンの皆様とも交流できることは、私にとって大変嬉しいことです。第3期のリーグ戦も頑張りたいと思っています。
棋士の勉強方法の一つに、研究会がありますが、今日は日本棋院へ(伏竜研究会)に行ってきました。
この研究会は年の近い棋士10人が集まって対局します。
「伏竜」と命名したのは、私の弟弟子でもある三谷哲也三段で、中国の「三国志」から引用したのだそうです。
今は地に伏せていても、いつかは大きく羽ばたくぞという覇気を感じさせますよね(^_^.)
私も入段11年目。まだまだ若いつもりでいたら、年下の子たちにどんどん追い越されていってしまいました。私の中では、未だに19歳あたりから時が流れていないような感覚なんですが。。。。。
今年は崖っぷちだとおもって気合いを入れます応援よろしく!(^O^)
注:「伏竜」=水中深く隠れていて、昇天の機をうかがっている竜。転じて、世間に知られていない俊傑・大人物。(『大辞林・第二版』 (三省堂)より)
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↑勉強中の山田拓自七段 |
↑普段の山田拓自七段 |
さて次回は、伏竜研究会のメンバーでもあり、いつも周囲をなんとはなしにほのぼの(*^_^*)とさせてくれる大橋拓文君にお願いしました。 大橋君、よろしく。
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矢代久美子女流本因坊 |
2005/12/20 (火) |
みなさんこんにちは、矢代久美子です。
最近かなり寒い日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか?
先日はトークライブで皆さんとお話しすることができて、すごく楽しかったです^^
当日人が集まらなかったらどうしよう…と、かなり不安だったのですが、予想以上の参加者&熱気!
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撮影:矢代久美子女流本因坊
↑大好きな高村薫さんの本 |
みなさんのチャットの勢いにタジタジでした。
質問にお答えできなかった方、ゴメンナサイ。
すごくあっという間の一時間半でした
ネットリーグの方は、世界オープン戦の日程の関係上、今はお休みです。
そのオープン戦、じつは私もこっそり参加していたのですが、あっという間に討ち死にいたしました(>_<)
せめて二次予選には出たかったです(;△;)
ところで、みなさんは読書など、されますか?
私は活字中毒というほどではないのですが、本、大好きです。
カバンの中に文庫本が入っていないと落ち着きません。
ただ、この年になると(?)何を読んでも楽しい!とか、感動した!などど
思うところ少なく、読みたい本を探すのに一苦労
そんな中で、ダントツで好きなのが高村薫さん
上の写真を見てのとおり、ハードカバーで集めてます。
高いんですよ、ハードカバー場所とるし。うち、狭いし…
しかも小説は分厚くて、中身はむつかしくて、読み終わるまで何時間かかるかわかりません。
そんな彼女の新作、「新リア王」。開いて読めば、行き交う政治用語と仏教用語の嵐。過去最強の難解さ。発陽論も顔負けです(?)。
でも、読み始めてしまえば、物語の世界に没頭してしまい、
ものすごく幸せな時間でした。
この小説について語りたいことはいっぱいあるのですが、
これ以上書くときりがないのでやめます^^;
ほかの近況も書こうと思っていたのですが、文量オーバーですね。
そろそろ次の方にまわします。
ということで、山田拓自七段よろしくお願いします!
10秒碁の優勝経験者の彼は、このネットリーグでも頑張っているようです。
ちなみにHNは…(言いたい!でもがまーん) |
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高尾紳路本因坊 |
2005/11/07 (火) |
みなさん、こんにちは。
僕にとって今年は特別な年になりました。
タイトル獲得!(まっ、そんな事もありましたね)ではなく、わが千葉ロッテマリーンズがなんと31年ぶり!優勝しました
いや~31年間長かったですね!!
毎年、毎年、最下位争い
話題になる事と言えば、1998年に記録した怒涛の18連敗ぐらいと言う常敗軍団。
とごろが、去年からボビー(オロゴンではありません念のため)が指揮を執るようになってから変わりました。
今年は、若手の成長もあり開幕当初から連戦連勝!!!
特に西岡くんは、打ってよし、守ってよし、走ってよし、顔もよしで、おいらのイチオシ。
勝ちすぎてとまどいましたが交流戦で優勝、シーズン2位の好成績を残し、プレーオフでは、西武、ソフトバンクを連破しておかげさまで、見事ゆうしょ~う(^_^)v |
撮影:高尾紳路本因坊
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↑ロッテの誇るエース、清水直行選手からいただいたサイン |
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↑書道の展覧会にて・柳田泰山先生、趙善津九段と |
特にソフトバンクとの5連戦中は毎日、胃が痛くなる思いでした。自分の対局より精神的にヘトヘト。僕を応援して下さる方の気持ちがよ~く分かりました。これからは、もっとしっかりした碁を打つぞー!
日本シリーズは、勝つのが分かっていたので(阪神ファンの方スミマセン)安心して見ていました。
でも、4連勝で僕の誕生日(ちなみに10月26日です)に日本一!になってくれたのには、感激! いや~今年は、僕のためにあるようなもんですね。
ところで、写真の解説をします。
上の写真は、ロッテの誇るエース、清水直行選手からいただいたサインです。
下の写真は、僕が何故か習っている書道の展覧会です。藤沢秀行先生と趙善津さん、結城聡さん、僕が出品しています。三浦友和似のおじさんは、書道の柳田泰山先生です。
11月4日~15日まで、ギャラリー「龍」で開催しているので、お好きな方はどーぞ。場所はこちら→http://www.gallery-ryu.com/map/index.html
なんだか、碁とはまったく関係ない話ばかりで、しかも、最後は宣伝までしてすいません。
次は真面目な人に頼んで、碁の話に戻してもらいましょう。
と、言うわけで矢代新女流本因坊! よろしくお願いします。 |
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蘇耀国八段 |
2005/10/25 (火) |
こんにちは、蘇耀国です。
最近、幽玄の間に接続すると、昔に比べて接続者が激増していて、とても賑やかですね。僕もその雰囲気が好きなのでネット碁を楽しんで打っています。
前回、張研の話がありましたが、今回は僕が張研の他に参加している研究会の話をします。
その名は『ご近所研究会』と言います。僕の近所に住んでいる棋士数名と毎週1回開催しています。
メンバーは趙善津九段をはじめ、酒井真樹八段、林子淵六段、久保秀夫五段、王唯任四段と僕です。
主な場所は、善津先生宅が多いです。でも、僕の狭い自宅でやることもたまにあるんです。
仲間の皆は善津先生の家よりも、僕の家の方が汚いので、なぜか落ち着くらしいです
だいたい昼の12時から夜の7時くらいまでみんなで勉強をします みんなと意見を交換したり、早碁を打ったりします。
僕が善津先生の家で研究会をする時は、楽しみなことが一つあります。それは善津先生の奥様の手料理です。
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撮影:蘇耀国八段
↑善津先生の奥様の手作りケーキ盛り合わせ |
↑研究会の様子(この日は都合の悪い人が多く、3人しかいませんでした) |
前回作ってくださった『チキンカレーライス』は絶品で、僕は3日ほどその味が忘れられませんでした
夢の中にもチキンカレーが出てきそうな勢いでした。
大きなお皿で頂いたカレーを僕がおかわりし過ぎて白飯がなくなってしまったほどおいしかったです!
メンバーの中で最も熱い男は久保先生です。
囲碁の内容はもちろん、研究会の後にみんなでモノポリーというゲームで遊ぶことがあるんですが、ゲームにもその熱い性分を惜しみなく発揮してくれます。
ゲーム中にする土地売買などの交渉は損得などではなく、ただただ自分の気分で突っ走ります
そのお熱いおかげなのか何なのか…。ゲームの成績は断トツ1位です。
加えて、サイコロの運もよく、 自分の出したい目が高確率で出るんです。これには皆びっくりです
こう書くと、研究するというよりも遊んでいるイメージがついてしまいそうですが、 早碁をたくさん打って、ゲームもたくさん楽しんで、研究会の和やかな雰囲気を皆で保つことによって、より一層碁の勉強が楽しんで出来る気がします。
今月から本因坊リーグがスタートしました。
4月まで続く戦いですが、毎月毎月強い先生方と対局できることは、僕にとって非常に励みになり、楽しみです。
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張 栩名人・王座 |
2005/09/27 (火) |
みなさん、こんにちは。
ネットリーグは強敵揃いで、特にAリーグの相手は普段の手合と変らない厳しさがあり、僕も刺激を受けています。落ちないように頑張ります。
さて、今日は僕の日常について少しお話します。
基本的に、対局によってスケジュールが決まるので、時期によって過ごし方が全然違うのですが、日程に余裕のあるときには自宅で「栩研究会」を開いています。
本来なら毎週のようにやりたいのですが、何かと忙しく、多くても月に2回くらいでしょうか。
タイトル戦の間などは僕抜きで泉美ちゃんが友達を呼んで勉強していたりすることもあるようです。
先日は1ヶ月ぶりに「栩研」がありました。 |
撮影:張栩名人・王座
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対局している様子:向かって左手前から万波三段、大沢三段、鈴木三段、王四段。右手前から謝二段、泉美六段、張豊猷七段、林漢傑六段 |
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検討のちょうど一段落したところ:左から溝上八段、大沢三段、鈴木三段、蘇八段、王四段、金七段 |
ちょうど三星杯予選の直後で、悔しい負け方をした友人の金秀俊七段の熱い要望で開催され、全部で12人の棋士が集まりました。
今回都合が悪く来られなかったのですが、潘善キくん、黄翊祖くん、加藤啓子さんなども主力メンバーです。
一応朝10時からということになっていますが、棋士はなかなか時間通りには集まりません(笑)
だいたい皆集合して、早碁を一局くらい打つともうお昼です。お昼ご飯は、泉美ちゃんが料理の腕を振るってくれます。みんなで一緒に食べるとより美味しく感じるので不思議です。
いつも、一日で打ちきるリーグ戦を打つのですが、優勝者は夕食を皆にご馳走できるという名誉(?)が付いてきます。そのせいでしょうか、今まで全部僕が優勝させてもらっています
ちなみにこのリーグ戦、勝つと3点、負けると1点の幽玄リーグ方式を採用しているので自然と局数の多い人が有利になります。毎回朝一番から打っている僕が一番優勝しやすいとも言えるかもしれません。
対局の合間に検討をすることもありますし、新作の詰碁を出したりすることもあります。みんな、自由な雰囲気で勉強しています。
タイトル戦の間は棋院での対局も少なくなるし、自然に友人に会えなくなります。こうした研究会を企画すると、家の遠い友達も来てくれたりして嬉しいです。
研究会は勉強が第一の目的ですが、皆に会えるのも楽しみの一つです。
それに僕は皆で勉強する雰囲気が好きなので、これからも時間に余裕がある限り「栩研」を続けていきたいなと思っています。
考えてみれば、久しぶりに研究会ができるのも、しばらく成績が悪く手合の数が減ったからかもしれません。最近は、自分にとっていいペースで対局ができて、体調も前より少し良くなりました。
名人戦はいいスタートを切れましたが、依然として厳しい戦いは続いていくので、いいコンディションで対局に臨めるようにこれからも頑張っていきます。
次回は、親友の蘇耀国八段にお願いしたいと思います。
最近勝率&勝ち星独走中で、本因坊リーグに復帰&150勝で昇段など活躍中です。蘇さん、よろしく。 |
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小林 泉美六段 |
2005/09/14 (水) |
皆さん、こんにちは
私もネットリーグを楽しんでいる棋士の1人です。
このリーグが始まるまでは、幽玄の間に繋いでも、同じくらいの相手がほとんどいなかったので、仕方なく(?)夫婦で打っていたこともあります。
今は色んな方との対局ができて本当に嬉しいです。 |
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そう、うちにはパソコンが2台あるのです。ですから、夜8時になるとそれぞれログインし、それぞれのリーグで相手を探します。
隣の部屋なので、お互いの碁はネット上で観戦しますが、ボヤキなどはそのまま聞こえてきます。 |
↑我が家の愛猫“毛毛(まおまお)” |
先日、私は生まれて初めてクリックミスをしてしまいました!キリを打とうとしてその隣にノゾいてしまったのです!
当然、叫んで嘆きましたが、張栩曰く「クリックミスなのかどうかわからない微妙な手だね」とのこと。一応励ましてくれたのだと思います
その碁は私にしては珍しくうまく打てていたので、ミスをしてもまだ形勢は悪くなかったのですが、ショックが後を引き、結局負けてしまいました。
己の未熟さを痛感した一局です。ネット上ならではのトラブル&ハプニングは色々ありますが、皆さんはどんな時も冷静に、打ってくださいね
そして局後は打った碁を張栩に見てもらって、反省会。これが一番勉強になるかもしれません。
傾向として、あまり良くなかったのでは・・・?と思いながら打っている碁はまぁまぁ打てていて、 いい感じと思ってるときに限って一言ご忠告いただくことが多いです。
自分にない考え方を聞けるので凄く勉強になります
次は、家庭内で日記をまわしてしまいます。
優しい夫でありながら、厳しい碁の先生でもある張栩です。
次回のリレー日記も、どうぞお楽しみに(*^^*) |
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孔 令文四段 |
2005/09/6 (火) |
皆さん こんにちは。孔 令文です。
9月に入っても蒸し暑くて。。。秋が待ち遠しいですね。
さて、気まぐれ日記ということで私事ですが息子・徳志(とくし)のことをご紹介させていただきます。
徳志は去年の8月に生まれ、時は早いもので先月、1才の誕生日を迎えました。徳志の成長は毎日新しい発見で私たちをドキドキさせてくれます。 |
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最近ではつたえ歩きもできるようになり、いたずらも上手になったきました。
僕も奥さんも息子にふりまわされヘトヘトになってしまうのですが、“パパ”、“ママ”と一生懸命呼ぼうとしてくれることがわかるとかわいくて疲れもふきとんでしまうのでした。
覚おじいちゃんも徳パワーで名人戦の挑戦者になることができました。(覚先生おめでとうございます!)
パパも覚おじいちゃんを見習って、徳にいいところを見せなくちゃね。手合いもネットリーグも一生懸命頑張りますのでみなさん応援してくださいね。
次はご近所に住んでいる小林泉美六段にお願いします。
栩くんと泉美ちゃんは碁の大先生なのですが普段から僕も碁を教えてもらったり、徳志のことをかわいがってもらったりと本当にお世話になっています。(どうもありがとう^^)泉美ちゃん よろしくね♪ |
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万波佳奈三段 |
2005/08/14 (日) |
皆さん、こんにちは!
お盆を迎え、まだまだ暑い日が続いていますね、いかがお過ごしですか?
棋士は体力が命!それを最近は痛切に実感します^^;
私は体力しかとりえがないので、手合を打っても、どんなにハードスケジュールでも今まではそれほど苦にならずに乗り越えられました。
けれども最近は、一日なにかしただけでぐったり(汗)
手合も手数が進むたびに疲れていくのがわかります。そして終局したあとは、話す気力もないほどふらふらに(>_<)
これではいかん!ということで、この間ジムに行ってきました。そして体力作りには有酸素運動がいいということで、ランニングマシーンを使って、ひたすら走る走る走る。っといっても3キロしか走れませんでしたが、これで少しは体力がついたかな?と思うと、帰りの足取りも軽やかでした♪(次の日筋肉痛に泣かされましたが;;)
他の棋士の方も自主的にプールに行ったり、メンバーを集めてフットサルやテニスをしたりと、積極的に体力作りをしているようです。
棋譜を並べるだけじゃない。こうした体調の自己管理も大切な勉強なんだな、ということを改めて感じました。
皆さんもこれからも元気に!囲碁を楽しんでいきましょうね(*^-^*)
次の日記はかわいい赤ちゃんが産まれて、やさしい素敵なパパとなった孔令文四段にお願いしたいと思います♪令文くん、お願いします(^0^) |
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柳 時熏九段 |
2005/07/27 (水) |
蒸し暑い天気が続いていますね。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
インターネットの普及は、まず接点のない人と知り合いになれたり、遠い国の人とも話せたり、世界をより身近に繋げてくれましたね。
それに囲碁とインターネットとはとても相性がいいものではないかと思います。
碁盤とパソコンの画面の形は同じく四角ですし、囲碁のゲーム性のシンプルさはパソコン画面を通して対戦してもけっして面白みが落ちるような事はありませんからね。囲碁とインターネットとは素晴らしい出会いだったと思います。
そして、幽玄の間という良いサイトが出来た事によってアマの皆さんと我々プロ棋士の距離をかなり縮めてくれました。普段は中々会えない皆さんとも、ネット上では気楽に会えるので、いいですね。
僕がネット対局を初めて体験したのはもう7~8年前の事ですが、初めの頃はすごく違和感があって、普段の碁と同じようには中々打てませんでした。
やはりパソコンの画面で碁を打つというのは実際の碁盤よりも盤が小さいし、見える角度も違うのでで慣れるまでには少し時間がかかりました。でも違和感があるのは初めの時だけで、今はむしろパソコンの盤の方が見やすく感じるほどです^^
ネット対局の良さは、やはり打ちたい時に打てる気楽さ、表情の管理をしなくてもいい所だと僕は思っています。(笑)
僕らプロ棋士は普段の手合だと、形勢が悪かったり、悪い手を打ってしまった時でも対戦相手が目の前に居るものですから、自分の心の動揺や乱れを絶対に察知されまいと平静を装うする習性があります。意外と棋士って顔面演技が要求されるんですよね。^^;
その反面、ネット対局になると誰も見ていないのでかなり表情は素直です。喜んだり(^ー^)、顔を歪めたり(*_*)、悪い手を打った瞬間、一人で大声を出すことなどしょっちゅうです。(^_^;)
我々棋士達は負けず嫌いの集まりですから、ネット対局とはいえ皆、負けると凄く悔しがるんですよ。(笑) 負けたショックで眠れないと言っている棋士もいっぱい居るようです。
今や幽玄の間はプロ棋士にとっても貴重な勉強の場としても 利用されています。ただもっとちゃんとした形で勉強出来る方法はないかという疑問がありました。そこで誕生したものがプロ棋士ランキング戦です。
4月から大勢のプロ棋士によるリーグ戦が開催される事になりまして、すごく刺激的で楽しい企画が出来たと喜んでおります。
各リーグの昇降をかけた熱い闘いは若い院生の頃を思い出せて懐かしい思いがします。^^
ランキング戦には色々な碁風の棋士が居ますから一番好きなタイプの人を見つけて、追っかけて観戦してみる方法をお薦めしたいですね 。強い人の碁を真剣に観戦する事は、自分にはない何かを学ぶことが出来ますから、上達の近道になります。
幽玄の間ランキング戦が今後、皆さんと我々プロ棋士を繋ぐ架け橋として、少しでも役に立てば嬉しく思います。
僕の事を申しあげますと、第一期リーグ戦の結果、なんとかAクラスに上がる事が出来ました。v(^_^)v
ここに集まった人達は皆、並みの打ち手ではないので、これからもっと気合を入れて 頑張りたいと思います。ハンドルネームは内緒です。^^ 皆さん当ててみてください。
それでは皆さん、対局室でお会いしましょう。
次の日記はここ数年ですっかり綺麗な女性に成長してしまった(^_^;)妹弟子の万波佳奈三段にお願いします。佳奈ちゃん、よろしく^^ |
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梅沢由香里五段 |
2005/07/13 (水) |
皆さん、こんにちは☆ さて、今月から棋士の「きまぐれリレー日記」が始まります。この名前、今私がつけました^^;
ネットリーグ、お楽しみいただいていますか? これからは成績が反映されたクラスわけなので、ますます白熱した戦いになると思います。お楽しみくださいね♪
さて、今回のリーグはご存知の通り、ハンドルネームで対局しています。これに関して、さまざまな意見があると思いますが、実はこれが面白いんですよぉ!ファンの皆様だけではなく私たちも誰と対局しているかわかっていないのです(^_-)
普段の対局では相手がわかっているのが当たり前。でもネットだと練習碁では、とてもお願いできないような棋士とも打つことができます。あとから実はとんでもなく強い棋士だったと噂を聞き、知らないから思いっきり打てたなぁなんて思うことも。
そして、碁だけで誰か想像つくこともあるんですよ☆ 特に成績がよい人はおそらく著名棋士。あの人かなぁ、と想像しながら見学するのも面白い。時々手合いの休憩時間に「あの○○さんってだれ?」と話題になったりもします。
最近はファンの方にもハンドルネーム制が定着してきたようで、この方が面白い! といってくれる人の方が多いです。
私も夢は大きくAクラスを目指して!うー、しかしもはや厳しい状況…ハンドルネームは…やっぱり内緒です☆ 碁で想像してみてくださいね。おっとクラスが下のほうの人の碁なんて見ないですよね(苦笑)
それでは次の日記を一緒に幹事を務める柳九段にバトンタッチします。よろしくねん |
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