« NO.16 知念かおり 四段 | メイン | NO.18 遠藤悦史 七段 »

NO.17 黒瀧正憲 七段

■七段 黒瀧正憲
(クロタキ マサノリ)
写真:黒瀧正憲


昭和50年7月23日生。
青森県弘前市出身。
大枝雄介九段門下。
黒瀧正樹五段は実弟。潘坤鈺初段は夫人。
日本棋院東京本院所属

昭和60年:全国少年少女囲碁大会4位入賞(小学4年生)
62年:全国少年少女囲碁大会優勝(小学6年生)

平成2年入段、3年二段、4年三段、5年四段、 7年五段、10年六段、13年七段。

平成3年:第16期棋聖戦初段戦優勝
7年:第20期棋聖戦四段戦優勝
9年:第27回新鋭トーナメント準優勝

平成18年:通算300勝達成

いよいよ夏本番 ですね。昼間は外で、夜は幽玄の間で健康的に(?)夏を乗り切りましょう!

(下の)写真は二歳の娘の夢希(ゆき) です。4月から保育園に通い始めた途端、急に口が達者になってきました^^

バス きたよぉー。みんな、のった? しゅっぱーちゅ!!

と、いきなり長い文を言ったのにはビックリ させられました
またある時水族館に行ったら、1M級の魚 が泳いでるのを見て、

あれ、ばてたーい(^o^)/

(ばてたい=食べたい)と言ったのにも爆笑しました(^_^)

夜は毎日、歌って踊って、疲れきって寝る…zzz といった感じで、この調子だと碁盤の前に座ってくれるのはいつになるやら・・・


黒瀧七段&潘初段のお嬢さん:夢希ちゃん
↑黒瀧七段&潘初段のお嬢さん「夢希(ゆき)ちゃん」

碁に関する話をひとつ。昨年10月から東京大学で囲碁が正式授業で行われる事になり、石倉九段梅沢五段と共に教えに行くことになりました。碁のルールを全く知らない1・2年生を対象に、13回にわたって授業を行うものです。

一回の授業 は90分で、初回はガイダンス、2・3回目はルールなどの説明で、4回目から九路盤で本格的に囲碁を始めるといった形ですが、13回の授業が終了する頃には生徒全員(約40名)が19路盤で自力で終局出来るようになります。

最初から分かっていた事では有りますが、生徒さんの理解力記憶力の良さに毎回感心させられました。

下の棋譜は二期目(4?7月)の最終回に僕と生徒代表者(男女ペア)で打った対局です。その横で石倉先生と梅沢さんが他の生徒に同時進行で解説を行った授業でした。

【東大での対局(9子局) 黒:渡辺くん・池永さんペア 白:黒瀧正憲七段】
東大での対局

(1-118手 以下略、黒2目勝ち)


黒92、96などはとても3ヶ月前にルールすら知らなかったとは思えない、素晴らしい手です。

一期目の最終回も同じ授業を行いましたが、この対局の回が一番楽しく嬉しいひと時です^^

何より一番おどろいたのは、教わる側で東大に入るのは不可能だと分かりきってましたが、まさか教える側で東大に通うことになるとは! 碁をやってると予想外の出来事が毎年あるものですね!

次回は、内弟子時代6年程一緒だった兄弟子、現・棋院野球部プレイングマネージャー遠藤悦史七段にお願いします。

写真:遠藤悦史

About

2006年07月20日 00:00に投稿されたエントリのページです。

ひとつ前の投稿は「NO.16 知念かおり 四段」です。

次の投稿は「NO.18 遠藤悦史 七段」です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。