<史上最年少九段誕生>
加藤 剱正(けんせい)本因坊(56)に、張 栩(ちょうう)八段(23)が挑戦した第58期本因坊決定戦七番勝負(毎日新聞社主催、富士通協賛)の第6局は、7月10、11日に大分県日田市「亀山亭ホテル」にて行われ、335手、張が先番9目半勝ちで、対戦成績を4勝2敗とし、初の本因坊位獲得となりました。 張 栩 八段 は、初の三大タイトルの獲得となり、日本棋院棋士昇段規定によって、同日付で九段昇段を果たしました。23歳と5ヶ月での九段昇段は、日本棋院、関西棋院合せて、史上最年少となります。 |
平成15年7月11日 財団法人日本棋院広報 |
棋士昇段制度の詳細については日本棋院ホームページをご覧ください。 http://www.nihonkiin.or.jp/news/new-shoudan.pdf |
張 栩 新本因坊プロフィール: 昭和55年1月20日生。台北市。林海峰名誉天元門下。平成2年院生。平成6年入段、同二段、7年三段、8年四段、9年五段、11年六段、13年七段、15年八段、同年九段。 12年第25期棋聖戦Bリーグ、第56期本因坊戦リーグ入り。13年第56期本因坊挑戦者。14年NHK杯優勝。15年第58期本因坊位獲得。 年少記録ベスト3: 橋本昌二(はしもとしょうじ)関西棋院九段 昭和10年4月18日生。昭和22年5月入段、昭和33年12月九段(23歳7ヶ月) 棋聖山下敬吾(やましたけいご)日本棋院九段 昭和53年9月6日生。平成5年入段、15年九段。(24歳6ヶ月) 海外の記録: 富士通杯囲碁世界選手権者 李 世 (イ セドル)韓国棋院九段 1983年3月2日生。95年入段、03年7月7日、富士通杯二連覇により九段昇段。(20歳4ヶ月) |