対局開始(1)


黒・白の決め方
対局者が同じくらいの強さのときは、「ニギリ」という方法で白・黒を決めます。
黒を持った人が先手(せんて)で最初に打ちます。白を持った人は後手(ごて)であとから打ちます。
もし、2人の力に差があるときは、弱い人が黒を持ちハンディキャップ(置碁)をつけて対局します。



ニギリ
まず、一方が碁笥(ごけ)の中から白石を片手でいくつかつかみ、盤上にふせておきます。
そして片方は相手の手の中に入っている碁石の数の偶数・奇数を宣言します。
いくつかつかんだ白石をふせておく。
黒は盤上に1個置いたので、「奇数先」という意味。

奇数だと思ったら「奇数・先」、または「半先」と言って、盤上に黒石を1個を置きます。
偶数だと思ったら「偶数・先」、または「丁先」と言って、盤上に黒石を2個を置きます。
偶数、奇数が当たれば、宣言した人が黒を持つことになります。はずれたら白を持ちます。
これを「ニギリ」と言います。

ふせていた白石は9個だったので奇数で当たり。
黒は宣言通り、黒を持って打つことが決まる。


黒・白が決まったら、お互いに一礼して対局を開始します。
この対局が終わり、また続けて何局も打つときは、そのあと白・黒を交互に持ちます。


最初のニギリで白石をつかむ人は、上席に座った人、年上の人という慣習があります。