囲碁の歴史01 | 囲碁の始まり |
■ | 囲碁の起源 |
囲碁のはじまりは、四千年ぐらい前、中国と言われています。 中国ではなくインドやチベット発祥の異説もありますが、はっきりしたことは分かっていません。 |
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当初囲碁は、古代中国の皇帝(=尭帝・舜帝)が、囲碁を創って子どものしつけのため、教えたという伝説や、また碁盤は宇宙、碁石は星のかわりで、カレンダー、占いに使ったという話があります。 | |
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中国の古い書物(=論語・孟子など)には囲碁のことが書かれ、また紀元前770〜前221年ころ春秋・戦国時代には、囲碁は戦略、政治、人生のシミュレーションゲームとして広まったようです。。 | |
■ | 最古の棋書・故事 |
現存する最古の棋書は、「忘憂清楽(ぼうゆうせいらく)集」 でその中に呉の孫策と呂範が打ったとされる囲碁の記録(=棋譜)があります。 山海経、坐隠談叢、博物誌、史記、論語・孟子など古い文献には囲碁のことや故事などが書かれています。 三国志演義には、戦いで怪我をした関羽は麻酔がわりに、馬良と囲碁をしながら華陀という医者に毒矢の傷の手術をうけたという話もありますよ。 |
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■ | 琴棋書画 |
古くから中国では、君子のたしなみとして「琴棋書画」(きんきしょが)を子どもの頃から習わせたのです。琴(きん)は音楽、棋(き)は囲碁、書(しょ)は書道、画(が)は絵のことで、立派な王様になるには囲碁の勉強もあったのですね。 | |
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