師匠(加藤正夫九段)とともに
(週刊碁2001年1月15日号より一部抜粋)



ヒカルの碁について
由香里ちゃんの監修している囲碁漫画『ヒカルの碁』が碁界に及ぼした効果、功績は計り知れないものがあるネ。
『ヒカルの碁』の勢いに乗って、裾野を広げる絶好の機会だ。
私も反響には驚いています。
先日も碁を知らないという少年から、「あなたは院生の経験があるんですか」って聞かれて、びっくりしました。
なぜ院生なんて言葉を知っているのかなあと。『ヒカルの碁』なんですよね。


入段について
入段は大学4年のときだったね。
入段試験がちょうど就職活動。入段を果たして、やっと就職先が決まった感じで、うれしかった。
タイトルもうれしいけれど、棋士にとっては入段の喜びがなんといっても一番だからね。