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アロマセラピー (aroma therapy、香りによる健康・美容の療法)のことが最近よく話題になっていますが、この言葉に引っかけてジャーナリストの横内 猛氏は「囲碁セラピー」(囲碁による療法)と呼ぼうと提唱しています。 |
囲碁は以前から右脳を刺激するということで医学面でも注目されていますが、彼が一番言いたいことは、囲碁によるコミュニケーションが大変役に立つということです。
それは、私たちがともすれば見失いがちな人間関係の原点である「人と人との和」が囲碁を通じて生まれるからなのでしょう。
私自身、碁を通じていろいろな方にお会いすることが出来ました。囲碁で生まれる人間関係には独特の仲間意識があり、初対面でもすぐ打ち解けることができます。
年齢・性別・国境も関係なく誰でも結び付けてしまう黒白の対話には、不思議な力があります。 |
また「いじめ問題」をきっかけに、幼稚園・保育園を中心に囲碁普及を始めた安田プロは、単に囲碁を教えるのではなく、保育・教育の一環として囲碁は役立つということで普及しておられ、最近は障害者施設でも囲碁の素晴らしさ、効用が実証されてきていると話しを聞きました。
人それぞれ違った囲碁の効用を総称して「囲碁セラピー」、なかなか好い言葉です。囲碁で皆さんの楽しむ顔がみたいものです。 |
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