タイトル2


 中学2年生の時、加藤 正夫九段(師匠)に弟子入りし、日本棋院の院生(プロの養成機関生)となりました。その後プロをめざし棋士採用試験に挑戦するのですが、何度も落ち続けました。
 大学3年の時、とても辛い事がありました。あれだけ私に夢を託していた父が病死したのです。
当時、たまたま東京都アマ本因坊戦で優勝し、女性初ということで新聞等に取り上げられ、父はとても喜んでくれて、亡くなる間際までその記事をベッドの上で何度も何度も読み返していた姿は忘れられません。
 その父の死がきっかけかどうか私自身断言はできませんが、その後、14回目か15回目の挑戦でプロ試験に合格し、平成8年に入段できたのは幸運でした。
 これからも現状に満足せず、さらに強くなりたいと思っています。



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