小山ののんびり日記



2004年
10月 11日(月曜)曇り

囲碁セラピー

「セラピー」という言葉がある。治療、療養、療法をさす言葉だが、囲碁を使った療法はかなり有効と思われ、活用されると良いがと考えている。

囲碁というと、左脳を使い記憶が主だと思う人も多いが、それ以上に右脳や前頭葉に小脳などという場所を鍛えていくものなのである。

私は、教室を二十五年にわたり指導しているが、そこで気がついたのが、脳の各場所を鍛えるのには方法が違うということであった。

たとえば、定石を覚えたから全ての場所が鍛えられるかというと違うようで、教える人がわきまえてリードしてあげなくてはいけないのである。

記憶という部分は脳の全体ではなく部分であるから、記憶ばかり強化しても脳の健康に役立つかというとそうでもない。

ただ指導の方法によって、脳の色々な部位を活性化して鍛えることが可能であり、これを使えば脳の老化予防や脳梗塞などのリハビリに効果がある。

「セラピスト」という言葉がある。

治療にあたる専門家のことをいう。
ラジオ体操ではないが、脳の健康のために囲碁を使った脳の体操などが、出来ると思われる。

囲碁セラピーが世間の常識になり、囲碁セラピストが多く出て活躍をするようになると、囲碁が世の中に対して大きく貢献出来ると思う次第である。