進行係 : それでは続きまして、「教えて!ゆかり先生。『囲碁ナゼナニ相談室』」のコーナーへ移ります。梅沢女流棋聖に皆様から事前にお送り頂いた囲碁についての質問を聞いていきたいと思います。梅沢女流棋聖、再びよろしくおねがいします。
梅沢由香里 : よろしくおねがいします^^ |
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進行係 :ではまずはじめの質問です。
[茉佳兵衛]さんより:『打ち込まれるとすぐかっとなって間違えます。これは性格を直さないとだめでしょうか、それとも技術的な問題でしょうか』
茉佳兵衛 : @@
チョマ : いい質問
梅沢由香里 : そうですねぇ、まず、かっとなる気持ちはよくわかります^^で、対策としては
まず、打ち込まれる前段階として、打ち込まれても反対側が地になるような形を作っておく、というのが一つ。それから状況にもよるけれど、取れそうもないならその石を攻めて、いかに得を計るか、を考えるのがもう一つ、ですね。
茉佳兵衛 : 難しそう
梅沢由香里 : 打ち込むとかえって状況によってはマイナスになる場合もあるので、ラッキーくらいにかまえてみてください^^
進行係 : なるほど、いつも取りに行ってはいけないわけですね^^
茉佳兵衛 : はーい
梅沢由香里 : 難しい回答だったかな。。
茉佳兵衛 : ちょっと
こもん : 明快でした^^ |
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進行係 : では次です。
[南のイルカ]さんより:『形勢が悪いときにも諦めずに頑張るにはどうしたらいいですか?』
梅沢由香里 : 形勢の悪さ加減にもよりますが、あんまりにも悪いならあきらめるしかないけれど、:
そうでもないなら「最後までわからない」と心がけ、相手がひたすら悩む着手を選んでみる、ことかな。30目以上悪かったら、あきらめたほうがよいですね^^
進行係 : ちなみに私は、どんなときも頑張りますが…
梅沢由香里 : どんなときも、、ですかぁ。う〜ん、、、ほどほどにしないと、相手が二度と打ってくれなくなるかもしれませんよ(笑) |
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進行係 : 肝に銘じておきます><次の質問です。これは誰もが経験されたことがあるのではないでしょうか。
[関西人]さんより:『上手と打つと 荒らされた上に大石とられます。打ち方の考え方だけでも教えてください』
梅沢由香里 : アハハハハ。そうですねぇ、誰しも悔しい思いした事のある方、多いと思います。。。
黒衣子 : 由香里先生も、荒らした上に取っちゃう人種ですよね:n
梅沢由香里 : ぎくっ。。う〜ん、対策ですか。まずはですね、当たり前だけれど、
守るべきところはしっかり守っておくこと、そして、う〜〜〜〜ん、荒らされるような形を作ってしまうのがよくないわけで、
入られても困らない形をつくる、ことかなぁ。。。。これは、難しいっす。
関西人 : なるほど
進行係 : 怖がり過ぎないことも大切ではないですか? 強い人と打つとつい受けに回ってしまうというか・・・
梅沢由香里 : さっき、先を急いで悪くなることが多い、とかいてありましたが、そうなんですよ。そして怖がりすぎもよくないです、確かに。ある程度、形でこれは大丈夫、というパターンをいくつか持っておくとよいかもしれません。
あ〜〜〜難しくてごめんなさい。
しらね蒼 : ついつい自分よりも、相手の弱点ことを考えてしまいます。 |
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進行係 : 次の質問です。これはちょっと面白い質問ですね。
[モグラ]さんより:『自分の棋風って、どれくらいの棋力からでてくるものなんですか?』
梅沢由香里 : 棋風ねぇ、結構10数級でもでてきますよ。そこから修正されていきますけれど。。。
モグラ : プロのかたは、色々皆さん違うので
梅沢由香里 : ですねぇ
進行係 : どういうときが楽しいか、が棋風につながったりしませんか? 私はちなみに石を攻めているとき^^;
梅沢由香里 : アハハハ、そうですね、私も石を攻めているのは好き^^でも攻めているうちに地がなくなることもあるから攻め方も工夫が要りますよね。時々、急所急所に石がいけているときは幸せv
MP4/16 : 進行さんの、ツッコミも楽しい〜♪
黒衣子 : 由香里先生の棋風はイケイケなイメージがあります^^
梅沢由香里 : イケイケです^^ちなみに、今日は負けたけれど、結構楽しかったな。
茉佳兵衛 : 急所がわかんないんだなあ、これが
梅沢由香里 : 急所ねぇ、これは好きな棋士の好きな棋譜を何回も並べてみるのもよいですよ。
猫ぱんち : 「ステップアップ囲碁講座」の続編を出してください。あれで入門しましたので。
梅沢由香里 : お〜〜〜ありがとうございます^^
進行係 : では次の質問です。これは個人的にとても興味深い質問です。[さと]さんより:『囲碁をぜんぜん知らない妻に囲碁の楽しさを教えるうまい方法はありますか?』
梅沢由香里 : 奥さんにですか、そうですねぇ。。。 それは、まず「ヒカルの碁」を読んでもらい、楽しいんだよ〜、とめちゃめちゃアピールし、負けてあげたりしながら、ほめてあげてください^^特に、ご夫婦の場合は、根気強く、ですね。やっぱり、 でもご夫婦だと、イライラしちゃったりするんで、他人に教える係りを任せるのも相当な一手です
進行係 : そうですね。身内で教わるのは大変ですよね
杜撰 : 特に、奥さんのほうが強いと、もめる。
梅沢由香里 : 身内は大変ですよねぇ。 |
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進行係 : 次の質問です。これは深刻ですね
[kobun42]さんより:『友達と碁を打つと、勝ち負けの事で嫌な思いをする事があります。もっと楽しく打つにはどうしたらいいでしょうか』
梅沢由香里 : あ〜〜〜、これはですね、相手と打っていると思っているから、かな。負けた時は自分が悪かった
梅沢由香里 : 結果にこだわるよりも、プロセスを楽しむこともいいですよね^^勝敗にこだわる気持ちはわかりますが、、、。
進行係 : 「勝っても負けても楽しい相手」というのもいますしね^^
梅沢由香里 : 「人」に負けた、と思わず、自分にまだ学ぶところや強くなる余地があるんだな、というふうに捉えると、よいかもです。 |
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進行係 : さて次は読みに関する質問です。
[ポポイ]さんより:『プロの方々は100手先まで戦局をヨムことができると聞きました。自分の棋力は7級なのですが3手先もヨムことも難しいです(T0T;)プロの方々みたいにヨミができるようになるには、どのような練習が必要なのでしょうか?』
梅沢由香里 : ヨミはやっぱり詰碁かなぁ。。 あとは対局している時も勘だけではなく少し読みもいれるようにすると、少しずつ頭に回路が出来てきますよ
進行係 : 頭に回路・・・ほしいです><
梅沢由香里 : そうですね、置いたはずの石が頭の中で行方不明になることがありますよね^^私も勉強しなくなると、そうなります。。。。 |
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進行係 : 続いて、先ほどと少し似ているかもしれませんが、形勢判断についての質問です。
[こもん]さんより:『1局の対局の間に、何回形勢判断をされていますか?また、形勢判断は、どのよな方法でされていますか?』
黒衣子 : 形勢判断を私に聞くか?… by梅沢
梅沢由香里 : 碁によりますねぇ。細かい碁の時は、何回もするけれど、(ちなみに大概あたらない)、私は1,2と地道に数えていくタイプです。それぞれの地を何目、とやっていると他の地を数えているうちに忘れてしまう。。。間違えるのは、、、恥ずかしいけれど2目くらいしょっちゅうです。。。
ちばチャン : 武宮先生は、碁の勢いで形勢判断されたりしますが、梅沢先生はそういう形勢判断はされますか?
梅沢由香里 : あ〜しますね。流れで判断しちゃいます。でも、それで間違えることもしばしば。。。。
良いと思いすぎちゃったり。 流れで多少はわかるけれど、進むうちにちょっと間違えたりすると変化しちゃうから、だいたい、、程度に参考にしています。
黒衣子 : ユルみ出すと止まらないしね^^; |
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進行係 : 最後にちょっと囲碁から離れてしまいますが、こんな質問です
[ティアナ]さんより:『対局の後気分転換にマンガを読まれるそうですが、オススメのマンガがあったら教えてください』
梅沢由香里 : 大好きな漫画!少し前ドップリはまったのは「のだめカンタービレ」で、そのあとは: なんだったかなぁ、最近ボケ気味ですぐ忘れてしまう。。「のだめ」を書いた二宮さんの「天才ファミリーカンパニー」も読みました。結構面白かった。チャングム、めっちゃはまりました!あとね、韓国ドラマで「私の名前はキムサムスン」にもはまりました!!!漫画は、、、マジ記憶喪失だ。
進行係 : 大変盛り上がっているところ恐縮ですが、そろそろ「ゆかり先生の9路盤レッスン♪」に移りたいとおもいます。ではこれにて「教えて!ゆかり先生。『囲碁ナゼナニ相談室』」を終了いたします。
梅沢由香里 : ありがとうございました^^ |