羽根泰正九段、公式戦1000勝達成



日本棋院中部総本部所属の羽根泰正九段は11月8日王座戦二次戦で山田至宝六段と対局し、白9目半勝ちで、公式戦1000勝を達成した。
(1960年11月の記録から2001年11月8日までの公式戦で1000勝486敗5引分け)
今までに1000勝達成した棋士は、林海峰九段、加藤正夫九段、小林光一九段、趙治勲九段、大竹英雄九段、坂田栄寿九段の6名のみで羽根九段をくわえて7名となった。
毎年、数十局程度しか公式対局がない棋士にとって1000勝達成は大偉業となる。

羽根泰正九段のプロフィール
 昭和19年6月25日生。三重県。30年島村九段に入門。33年入段、36年二段、37年三段、38年四段、39年五段、41年六段、43年七段、46年八段、56年九段。
 39年大手合第2部優勝。プロ十傑戦入賞2回。本因坊リーグ2回。名人リーグ3回。57年棋聖戦八段戦、60、61年九段戦優勝。平成2年第38期王座を獲得。王冠位4回、棋道賞受賞6回、土川賞受賞2回。63年日中スーパー初優勝。門下に加藤祐輝三段、羽根直樹八段は実子。