囲碁殿堂資料館

囲碁殿堂表彰

第5回表彰

本因坊秀栄
17・19世 本因坊秀栄 ( ほんいんぼう しゅうえい )
土屋 平次郎
名人
1852年 ( 嘉永6年 )
1907年 ( 明治40年 )
本因坊秀和の次男として生まれる。
1864年  林家の養子となる。
1884年 第17世本因坊になる。
1886年 秀甫に本因坊家を譲る。
1887年 秀甫の死去で本因坊再襲。
1906年 名人になる
衰退した本因坊家の再建に尽力。
「四象会」「日本囲棋会」などを主宰し、方円社と競い合う中で、明治碁界の復興に寄与。
碁所制崩壊後初の名人。
同時代の棋客をすべて先ないし二子に打ち込み、名人中の名人と呼ばれた。
本因坊秀哉、雁金準一らを育てた事でも評価は高く、現代も私淑する棋士は多い。


本因坊秀哉
21世 本因坊秀哉 ( ほんいんぼう しゅうさい )
田村 保寿
名人
1874年 ( 明治7年 )
1940年 ( 昭和15年 )
東京芝に生まれる。
1884年  方円社塾生となる。
1892年 本因坊秀栄に入門、四段を許される。
1908年 本因坊家を継ぐ。
1914年 名人になる。
1924年 日本棋院創立に参画。
秀栄名人に唯一先を維持。
名人となった後は第一人者として「不敗の名人」と呼ばれる。
日本棋院対棋正社の対抗戦による雁金準一と対決は話題を呼び、囲碁ブームを起こした。
本因坊を実力制にしたいとの思いから本因坊の名跡を選手権戦に提供し、家元制最後の本因坊となる。
木谷実との引退碁は小説「名人」を生むきっかけとなる。
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