NO.27 山城宏 九段
■九段 山城宏 (ヤマシロ ヒロシ)
昭和33年8月12日生。山口県出身。40年島村俊廣九段に入門。46年院生。47年入段、同年二段、48年三段、50年四段、51年五段、53年六段、56年七段、57年八段、60年九段。
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みなさんこんにちは。日本棋院中部総本部の山城宏です。 まさか私にリレー日記が回ってくるとは、夢にも思っていませんでしたが、羽根さんの頼みでは、断る訳にはいきません。 今日は約5年前からやっている、子供教室の事を書きたいと思います。 週3回、生徒は約30名。下は幼稚園年長から、上は高校生まで、幅広くやっています。 小さい子でも強ければ、大きい子でもたくさん置いて打たなければいけません。 子供達はそれを素直に認め打っています。 ヒカルの碁のブームの時は、50名近くいたのですが…。 それでもまだ健闘しているようで、他の教室の方に聞くと、かなり減少していると言う方が多いようです。 私の目指してる子供教室は、強い子を育てるというよりは、たくさんの子に囲碁を覚えて貰いたいと言う事です。 小学生の高学年や中学生になると、クラブや塾などでやめる子が多いのですが、それまでに囲碁というものを知っていると大学生や社会人になってから、始め易くなると思います。 ただその時に、子供の時の思い出が楽しかったとか、面白かったとかでなくてはいけません。 よく聞く話で、昔、父親に無理やり教えられ、しかも怒られ、囲碁に良い印象がないという話を聞きます。これではいけません。 うちの教室は相当騒がしいのですが、ま、それも楽しんでやっていると言う事で^^ そして、強くなると段々静かに打てるようになり、行儀もよくなってくるので不思議です。 始めた頃は、自分に出来るかどうか不安でしたが、これだけ続けていると言う事は、意外に子供が好きなのかなあと、思ったりしています。
次回は研究会仲間で兄弟弟子の中野寛也九段にお願いしました。 |