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週刊碁11月12日号(11月5日発売)特集内容

【第37期名人戦七番勝負第6局】
 羽根直樹九段がカド番を踏ん張り、勝負は最終局に―。山下敬吾名人の3勝2敗で迎えた第37期名人戦七番勝負第6局(朝日新聞社主催)が静岡県熱海市「あたみ石亭」で行われた。山下に決定打を与えず、攻めさせながら力強くシノぐ羽根ならではの打ちまわしが光った一局だった。序盤で僅かに流れを掴んだ羽根が、そのまま山下に決定打を与えず、じりじりと突き放して184手まで白番中押し勝ち。七番勝負の行方は最終局へと持ち越された。現地陣営は立会・彦坂直人九段、解説・小県真樹九段、記録・稲垣陽四段と柳沢理志三段。

 

【第60期王座戦五番勝負第2局】
 張栩王座に井山裕太本因坊が挑戦する第60期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)第2局は、第1局に続いて2日後の10月27日に、台湾台北市の「日勝生加賀屋」で行われた。第1局を落とした張としては、何とか連敗は阻止したかったのだが、途中信じられない見落としから形勢を損じ、その後奮闘したものの、ついに逆転には至らなかった。211手までで井山が黒番中押し勝ちを収め対戦成績を2―0とし、奪取にあと1つとした。


週刊碁11月12日
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