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週刊碁9月12日号(9月5日発売)特集内容

【第36期名人戦七番勝負第1局】
 名人戦の秋がやってきた。9月1日、台風12号の接近で雲行きがあやしい中、東京文京区の「椿山荘」で第1局が始まった。勝ちまくる井山裕太名人に挑戦するのは、苦しかった本因坊戦を制し、名人戦のプレーオフに勝ち名乗りをあげた山下敬吾本因坊。大舞台で初めて実現する好カードである。台風がいよいよ接近した2日夕、第1局は決着し、山下挑戦者が黒番5目半勝ちを収めて幸先のいいスタートを切った。


【第36期碁聖戦五番勝負第5局】
 連勝から連敗で迎えた最終局。坂井秀至碁聖が初防衛を目指した第36期碁聖戦五番勝負(新聞囲碁連盟主催)第5局が、8月29日に大阪府大阪市「関西棋院」で行われた。挑戦者の羽根直樹九段が虎視眈々とチャンスを狙い、坂井の失着を衝いて逆転。ゴールへ駆け抜け、白中押し勝ち。連敗からの3連勝というドラマを演じ、初の碁聖位を獲得した。関西棋院が持つ2冠のうち一つが名古屋へと移った。


週刊碁9月12日
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