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「第2回 囲碁マンガ原作大賞」 入賞作品決定!

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「第2回 囲碁マンガ原作大賞」 入賞作品決定!

 財団法人日本棋院と株式会社囲碁将棋ライフは、囲碁のファン拡大を目的として、一昨年に「囲碁マンガ原作大賞」を創設いたしました。
 第2回は、原作部門に加えてマンガ部門を新設し、昨年夏より募集を開始。
 2009年1月20日(消印有効)に締切り、全国より75作品のご応募をいただきました。
 先日、作家の鈴木光司先生、マンガ家のモンキー・パンチ先生、棋士の梅沢由香里女流棋聖、日本棋院理事長 大竹英雄が審査を行い、入賞作品が決定しました。
 グランプリには、原作部門より帯坂篁太郎(本名:大川尚哉)さんの作品 『玉精公記』を選出いたしました。同作品には、賞金100万円を贈呈します。また、出版化を予定しております。
 佳作(賞金20万円)は、原作部門、マンガ部門より各1点選出いたしました。
 結果は、以下の通りです。

「第2回 囲碁マンガ原作大賞」(主催:日本棋院/囲碁将棋ライフ)審査結果
応募総数 75点
 グランプリ(賞金 100万円)=1点
 原作部門 <作品名> 『玉精公記』
< 作 者 > 帯坂篁太郎 (本名:大川尚哉 49歳) 千葉県在住
 佳作(賞金20万円)=2点
 マンガ部門 <作品名> 『堂々邪道!定石かえうた』
< 作 者 > とちおやこ(本名:栃尾信子 45歳 栃尾茉莉奈 12歳) 大阪府在住  
 原作部門 <作品名> 『流れ星☆キラリ』
< 作 者 > いとう菜のは (本名:伊藤佳子 39歳) 愛知県在住
以上
順不同・敬称略、年齢は応募時

審査員 鈴木光司先生の審査総評をご紹介いたします。
 「第2回 囲碁マンガ原作大賞」審査総評   鈴木光司(作家)
 「第2回 囲碁マンガ原作大賞」は、入賞3作品が他より抜きん出ていた。
 グランプリは、原作部門の作品『玉精公記』で文句なし。審査員満場一致の選出となった。
 歴史物のこの作品は、三種の神器の一つが碁盤だったという大胆な設定と、囲碁で未来を占うなどのアイデアが素晴らしい。作品細部をきちっと書き込めば、小説としても十分な力量がある。磨けば光る作品で、今後の展開が楽しみだ。
 マンガ部門の佳作『堂々邪道!定石かえうた』は、そのまま雑誌連載などに通用しそうな作品。発想が面白く、絵もうまい。とにかくセンスがよい。
 原作部門の佳作『流れ星☆キラリ』は、シナリオ形式で整った作品。森の中で老人と少年が、切り株の碁盤で対局するシーンは絵になる。ユーモアもあり、好きな作品である。

「第2回 囲碁マンガ原作大賞」入賞作品概略
 グランプリ 作品名 『玉精公記』 作者 帯坂篁太郎
<作品概略>
 中国古代、三種の神器の一つ「玉」は、碁盤であった。
 時は流れ日本。その神器と魂の契りを交わした若き織田信長は、その盤で碁を打つことで、神意を得、天下統一を目指していく。信長の野望はどうなるのか……。
 この物語は、信長の家臣 太田牛一の語りで展開していく。

 佳作 作品名 『堂々邪道!定石かえうた』 作者 とちおやこ
<作品概略>
 おかぁさんと娘のまりなんは、まりなんが5歳の時に、一緒に囲碁を始める。
 最初は本で学ぼうとするが、埒があかずに囲碁教室へ。そこから様々な出来事が、展開していく。囲碁のルールや手法を交えながら、まりなんの成長をコメディータッチに描いたマンガ作品。

 佳作 作品名 『流れ星☆キラリ』 作者 いとう菜のは
<作品概略>
 小学生の浦上喜一は、囲碁クラブの合宿中に森の中で、老人と少年が切り株の碁盤と白黒の小石で対局する姿を目撃する。そこで見た一手は忘れられない光景に。
 中学生になった喜一の学校に、転校生がやってくる。森でみた少年 竹中真だった。
 喜一は、真を囲碁部に誘うが……。

―日本棋院・囲碁将棋ライフ―

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