News Release
2005107


王 銘エン九段が通算800勝達成



 王銘エン九段が6日、千代田区・日本棋院で行なわれた第30期棋聖戦リーグ戦で今村俊也九段に白番中押し勝ちし、公式戦通算800勝(427敗2持碁1無勝負)を達成しました。史上23人目の達成です。

 入段から28年6ヶ月での達成となり史上7位(1位は依田紀基碁聖の24年4ヶ月)43歳10ヶ月での達成となり史上8位(最年少記録は趙治勲十段の36歳9ヶ月)、達成時勝率 .652となり史上12位(1位は小林光一九段の .693)となりました。

【王銘エン九段】
 昭和36年11月22日生。台湾・台北市。50年11月来日、同年院生。52年入段、53年二段、54年三段、56年5月四段、同年12月五段、59年六段、61年七段、63年八段、平成4年九段。
 54年留園杯優勝、55、56年棋聖戦三段戦優勝。61年棋聖戦六段戦、62年七段戦、平成3年八段戦、5年九段戦優勝。平成元年、3年俊英戦優勝。61年名人戦リーグ入り、平成7年、8年、12年より5期在籍。60年本因坊戦リーグ入り、9年復帰、10、11年在籍。平成12年第55期本因坊戦で、趙善津本因坊を破り、タイトル戦初登場で初のビッグタイトルを奪取した。13年第56期本因坊戦では、張栩七段の挑戦を退け、初防衛。14年50期王座戦で趙治勲王座を破り王座位を獲得。16年第60期本因坊リーグ入りで8期連続在籍。第11期竜星戦準優勝。
 59年棋道賞「新人賞」受賞。60年「殊勲賞」受賞。12年度第34回棋道賞「優秀棋士賞」受賞。第18回テレビ囲碁番組制作者会賞受賞。プロ棋士鄭銘コウ、鄭銘gは実弟。


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