死活例22
 黒七子は「活き石」、白十子は「死に石」。黒は白三子を打ち上げる手入れ不要。
(死活例 22)

 死活例23
 第七条第1、2項及び第一条の碁の目的により、黒は「活き石」、白は「死に石」。終局前に白がaに打てば「セキ石」であり、さらに黒が着手すれば、黒ハマ九子、白ハマ一子となる。
(死活例 23)

 死活例24 「地」の確定のための駄目詰め―二段劫
(1)図の状態では、黒白ともに駄目aを有する「活き石」なので「セキ石」となってしまい、黒白の目は地にならない。黒が目を地にするためにはaへの着手が必要。

(2)b、cの空点については「両劫ゼキ」がある場合に、白はb、cを劫で頑張ることができるが、第七条により、白△は「死に石」白□は「活き石」である。したがって、bは「駄目」、cは目となる。

(3)白石はaの「駄」目」を詰めても、bの「駄目」を有するので「セキ石」であり、c及び2点の目は地にならない。白の2点を地にするには、さらにb、cへの着手が必要。
(死活例 24)

 死活例25 「両劫ゼキ」
(1)黒六子と白十二子は「駄目」a、bを有するので、第八条により「セキ石」。

(2)a、bが「駄目」である理由は次による。
・劫の黒白各一子は、取られても後に新たに黒石ないし白石を生じうるが、それらは「取られない石」に該当しないので「死に石」。
・a、bは一方のみの石で囲んだ空点であるが、「活き石」と「死に石」で囲んだ空点なので、第八条により「目」でなく「駄目」である。

(3)「死に石」である黒白各一子が終局後に取り上げられない理由は次による。
黒白各一子は「死に石」であるが、a、bが「駄目」であって「地」でないので、第十条第1項により取り上げられず、このままで「セキ石」となる。
(死活例 25)



― 死活確認例 ―