大正14年6月14日生。神奈川県横浜市出身。本名「保」。昭和9年院生。15年入段、17年二段、18年三段、21年四段、23年五段、25年六段、27年七段、34年八段、38年九段。
平成10年10月引退。藤沢一就八段は実子。
門下に高尾紳路名人本因坊、森田道博九段、三村智保九段、倉橋正行九段、金沢真初段（19年4月入段）。日本棋院東京本院所属

23年：青年選手権優勝。32年：第1期首相杯争奪戦優勝。34年：第1期日本棋院第一位決定戦優勝。35年：第5期最高位獲得。37年：名人位決定リーグで優勝。第1期名人就位。40年：第2期プロ十傑戦優勝。41年：第10期囲碁選手権戦優勝。42年：第15期王座戦で橋本昌二王座を2-0で破りタイトル奪取。17期まで3連覇。43年：第5期プロ十傑戦優勝。44年：第16期NHK杯優勝、44年：第1期早碁選手権優勝。45年：第9期旧名人戦で林海峯名人を4-2で破りタイトル奪取。51年：第1期天元戦決勝五番勝負。大平修三九段を3-1で破り第1期天元就位。52年：第1期棋聖戦決勝七番勝負。橋本宇太郎九段を4-1で降し第1期棋聖就位。★第1期・第1回の棋戦で6棋戦優勝。56年：第5期棋聖戦で大竹英雄十段を4-0で破り5連覇達成。☆名誉棋聖の資格を得る。堂56年：第28期NHK杯優勝。57年：第6期棋聖戦で林海峯九段を4-3で破り棋聖6連覇。平成3年：第39期王座戦で羽根泰正王座を3-1で破る。66歳。七大タイトルの史上最高齢獲得記録。4年：第40期王座戦で小林光一棋聖を3-2で破りタイトル防衛。67歳。七大タイトル史上最高齢獲得記録更新。
43年：棋道賞最多勝利賞・連勝記録賞（26勝12敗・11連勝）。44年：棋道賞最多勝利賞（34勝13敗）。53年：第16回秀哉賞。59年：ジャーナリストクラブ賞。62年：紫綬褒章受章。63年：棋道賞特別賞。平成2年：大倉喜七郎賞受賞。同2年：テレビ囲碁番組制作者会賞受賞。3年：棋道賞優秀棋士賞。4年：棋道賞優秀棋士賞。9年：勲三等旭日中綬章。18年：中日囲碁交流功労賞。平成2年：銀座で「書」の個展を開催。

著書
平成7年「藤沢秀行全集」刊行
｢基本手筋事典　上・下｣
「秀行流　戦いの心得　上・下」
｢秀行　この一手　上巻｣　｢秀行　この一手　下巻｣（誠文堂新光社）
｢藤沢秀行の碁の急所この一手（NHK出版）｣他